『ゆれる』 | 灯りをともそ★ろうそく屋日記

『ゆれる』

『蛇イチゴ』の西川美和監督の、『ゆれる』 を観た。

ゆれる・オダギリ  ゆれる・香川

知人、先輩のなかに、
本当に仲の悪い兄弟、というのを、何人か知っている。
姉妹だと、ここまで仲が悪くならないだろうに、と思うくらい、仲が悪いのだ。
血を分けた兄弟なのに?(だからこそ?)、オトコ同士の確執って意外とやっかいなモノなんだろうか?
などと想像を巡らしてみたところで、それは想像の範囲を超えていて
どうにも不可解なコトだなぁ、と思っていた。

だからよけいに、最後の最後の最後まで、
息を詰めて、物語の行く末を見届けることになった、ワタシ。

幼なじみが吊り橋から落ちたのは、事故だったのか、事件(殺人)だったのか。
兄は弟を、弟は兄を、信じられるのか、信じられないのか。許すのか、許さないのか。

オダギリジョーは、繊細な心のゆれをストレートに、
香川照之は、心の奧にしまっていた感情を、目の奥の色、背中で演じる。すごいです。
そして周りをかためる、個性派俳優の面々。よかったです。
重そうだけど、重くない。後味も悪くない。
久々に観る、良質の映画、でした。