『ナイロビの蜂』 | 灯りをともそ★ろうそく屋日記

『ナイロビの蜂』

ちょっと前に、『ナイロビの蜂』 を観た。

John Le Carre
The Constant Gardener

ガーデニングが趣味の、英国外務省一等書記官のジャスティンは、
数日前、ナイロビ空港から友人と共に出かけた妻、テッサを見送った。
まもなく、彼の元へ届けられたのは、妻の死の知らせ。
生前、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた彼女の死には、
国、企業の陰謀がからんでいると考えたジャスティンは、一人でその調査へ乗り出すのだが・・・。

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胸に重いものを抱えて、映画館を出ました。

フィクションだから何割かをさっぴいて見ても、
重くのしかかるのは、やっぱりアフリカの問題。
『世界中が涙し、絶賛した壮大なラブ・ストーリー』なんていうコピーや、
『夫婦愛を描いた、美しい物語』、というコメントを見たけど、
映画を観た直後には、少し違和感がありました。

生前の妻テッサからは、一切何も聞かされていなかった、主人公のジャスティン。
『大事な人だからこそ、面倒なことに巻き込みたくなかった』、というその理由は
あんまりよく理解できなかった私。
(自分だったら、パートナーを一番の相談相手にするけどなぁ・・・。抱える問題のレベルが違うか^^;)
ジャスティンも、どうして?なぜ?彼女を理解したい、彼女を信じたい、っていう思いから
彼女のあしあとをたどり、そして、より彼女を理解し、どんなに大切に思ってくれていたかを知る。
・・・彼女の亡くなった後で。
そして、ジャスティンは、「彼女が僕の家だ。彼女(の元)へ帰る。」と。。。





悲しいな・・・。






時間をおいたら、映画館を出た直後の胸のつかえが少しおりて、
雄大な自然の美しさと、
アフリカの子供達の笑顔とたくましさ、そして、
ふとみせる哀しい表情や、無表情な横顔が思い出されます。

そして、やっぱり、社会派サスペンス、でもあるけれども、
この映画は、ラブストーリー、だったのだなぁ、と思い返すのです。

レイフ・ファインズ、よかったです。こういう物静かな役って、ホントにぴったり!
レイチェル・ワイズにオスカーなら、レイフ・ファインズにも、何か・・・?と思ったのは私だけ?