『ブロークン・フラワーズ』 | 灯りをともそ★ろうそく屋日記

『ブロークン・フラワーズ』

ブロークン・フラワーズ


恋人に去られたばかりのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)のもとに、一通の手紙が届く。
そこには、20年前に彼と別れた後に産んだ、19歳になる息子がいる、と。
手紙の差出人は不明。昔、プレイボーイでならした彼には、心当たりのある女性も、数名。
おせっかいな隣人がお膳立てした、「昔の彼女たちを訪ねて、手紙の手がかりを求める旅」に
気の進まないまま、追い立てられるように旅立つ、ドン・ジョンストン。

    * * * * * * *

不思議な雰囲気は、相変わらず。
ジム・ジャームッシュ監督の作品。
(2005年にカンヌでグランプリ受賞)

おもろうて、やがてかなしき・・・とは、また違って、
いたたまれない状況に、眉をひそめて同情しつつ、ふふっと笑っちゃう。
爆笑、はないけれど、失笑、が多かったかも。(苦笑)

ビル・マーレイが、はまってた。良いです。
ポーカーフェイスに、哀しみと情けなさとおかしみがにじみ出てて。

元恋人たち(シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング ほか)も、なかなかゴージャスで
タイプも違うところが、手広く遊んでたんだろな、と思わせるんだけど、
みなさん、ちょっとピークを超えたかな、ってな感じが、またそこはかとなく、哀しくもあります。

人間てば、カッコ悪いよねぇ。
だけど、やっぱり、イトオシイ生き物だなぁ。
そんな気持ちになる映画でした。

学生の時に、ジム・ジャームッシュが結構好きで、それ以来、
ファンというほどではないけれど、ずっと作品をチェックしているので、ちょっと贔屓目かも。^^;
上映中、ときどきイビキが聞こえてたしなぁ。(苦笑)
そこまで退屈な作品とも思えないけど、好き嫌いは別れるかも。