こちらの記事の続きです。
「美しくなければいけない」サリーへの愛情からインド人女性の美意識と自己愛を知る♡①
初日に買った布地はインド国内の人気店で購入しました♡
この宝石のようなシルクの輝き♡♡
布フェチの私は、ときめき過ぎて倒れそうになりました。
布地として購入したいものがたくさんありまして、ラストの日にまとめ買いしてこようと思います。
ポーチなど、きっとプティラドゥの製品になるよ〜
楽しみにしててくださいね〜!!
高級サリーはお仕立てが必要です。
仕立て済みのものも売ってありますが、やはり正装で着る場合や高級シルクの場合は、ブラウス部分を自分のサイズで仕立てるのが良いそう。
採寸などして感じたのは、
腕回りと背中の開きにやたらこだわりがあるなぁ・・・という事。
胸はサリーで隠れるからか、あまり「大きく見せる」とか「形良く見せる」とか「寄せる」とか関係ないっぽい(笑)
インド人女性が肌を出す部分、腕と背中を最大限に美しく見せるというこだわりがすごかったです。
私たちも好みの色の布地をたくさん見せてもらい、試着して見ました♡
1枚の布を折り紙のように折りながら体に巻きつけていくのは
日本の着物にとても似ています。
私が買ったうちの一つ。上品なピンクとゴールドで、格子柄♡
一枚の布地なんだけど、こんな風にバイカラーになるのも可愛い♡
赤も素敵!!すっごく似合います♡
1枚の布地から、ブラウス部分と巻きつける部分を切り離し、ブラウスは仕立てます。
ブラウスの裏地と、巻く布地の下に履くペチコートスカートの生地をまた選びます。
で、この色数!!!
驚嘆しました。
インド人女性のこだわりとサリーへの愛が、まさにここに現れていました。
他の国のどこも、裏地に、ここまで微妙な色の違いにこだわれるでしょうか!?
表のシルクをいくらいい生地にしても、裏地の色で綺麗な色が出なかったりするそうです。
だから、一番綺麗な色を出すために、この中から選ぶのです。
感動しました。
そして、確信したのは「男に向けて美しくあろう」というわけじゃないということ。
ひしひしと感じたのは、女だけのこだわりです。
そしてそれは「男がどう思おうが関係ない」という開き直りや突っ走るのではなく、絶対的な制度や宗教的な女の立ち位置を受け入れた上での、その生きる強さが女の魅力となり、男にも美しく映るのだと思う
上部だけじゃない精神が、いたるところにあふれていて
だからこの国は「カースト制」という絶対的な上下関係があっても輝けるのだと思いました。
カーストの上下が、見た目の美しさに全く関係ないし、「地味でなければいけない」「控えめでなければいけない」という「劣等感」をどこにも感じない。
うーん、逆なのかな・・・?
「カースト制」という絶対的な「どうにもできないもの」があるがゆえに、ここまで輝けるのかもしれません。
今、ここで、この立ち位置で、
最大限に輝こうとする姿勢。
正装ではないけれど、パーティむけにシルク以外にもレーヨンやポリの素材でできてるサリーもありました。
これもこれで可愛いですよね
インド人女性のその美しい在り方に感動しました。
今ここで輝くこと、力強く生きて行く事に、
制度も収入も肩書きも、何も関係がない。
そして、捻くれず、素直に「憧れる」エネルギーがとても強いとも思ったのです。
(これはまたあとで書きますね!)
街の至る所にあるお店の広告看板。インドの女性たちの憧れなのだろうなぁ。
今日、私たちもカタカリのダンスを見るときに着る予定です
とっても楽しみです
全ての女性の可能性が開花しますように!!