10年にわたり、
私の仕事のパートナーでもあり、
大親友でもあった、担当編集者の清水静子さんが、
不慮の事故により急逝いたしました。
この1週間はまるで実感が湧かず、色のない夢の中にいる様な気分でした。何を見ても、聞いても、現実味がなく。
昨日、一昨日、
お通夜と葬儀に参列しました。
対面して、事実を目の当たりにしたら、
実感が湧くかと思ったのですが…
これは、長期戦になりそうです。
あの人、どこいった?
まだ、そんな感覚です。
この1ヶ月は毎日のように電話やメッセンジャーで数時間話していました。現在作っている本と、来年の手帳の打ち合わせをしていて。前日も、23時過ぎまで原稿の話をしていた。
この不在を、私のからだが理解できていないのだと思います。
まだ短すぎて、体感できていない。
これから私は、清水さんのいない時間を、
ひとつひとつ、からだで過ごしていく。
電話をかけそうになったり、
メッセージを送りそうになったり、
「これ清水さんどう思うかな」と思ったり。
そういうこれからの時間の中で、少しずつ、
もういない、ということを分かっていくのだと思います。
とはいえ、葬儀も終わりました。
何か言葉を書いておかなくては。
私も、今日を生きるために。
この10年、たくさんの本や手帳を、清水さんに作ってもらいました。
たくさんの仕事を一緒にしてきました。
常に編集者として、一番近くにいてくれました。
私の著者としての作品は、すべてKADOKAWAから出させて頂いてきましたが、編集者・清水さんがいたからこそできたものです。
作品があるから、たくさんのセミナーやイベントができました。
たくさんの景色を一緒に見て、
たくさん乾杯をして、
たくさん悩みを聞いて、
たくさんの愚痴を話して、
たくさんの約束をした。
本当に、たくさんの時間を共有してきました。
遺影はさぁやさんが撮ったParisでのこちらの写真になりました。
とっても可愛い笑顔♡
清水さんが近年手がけた書籍の数々
老後の話になると清水さんはよく、
「さきちゃんと15離れててよかった!
私が80になっても、さきちゃんまだ65だから!
私は死ぬまで安泰だ!」
と言っていました。
59歳なんて、
あっという間に追いついちゃうよ。
ここ数年はずっと、
「あと〇〇年で還暦だ」
「定年だ」
「あーどうしよう」
と、耳にタコができるほど言っていた。
老後にまつわるたくさんの悩みを聞いた。
八戸に移住する、とまで言っていた。
なんだよ。
還暦にも、定年にも、老人にもならないじゃないか。
騙された!
還暦詐欺。
定年詐欺。
老人詐欺。
いろんな約束が果たされてない。
私も、いろんな約束を果たしていない。
また、宿題ですか?
今度は、来世に延期ですか?
確かにそんなこと、前に書いたけれど。
ヘミングウェイの本を持ってヘミングウェイバーに行きたい【Paris読書会】
「延期」で良くない?何も願いを終わらせなくても。【トスカーナリトリート⑦】
フォルダを振り返ると使い道のない写真がいっぱい。
公開できない写真もいっぱい。
清水さんのスマホのフォルダにも不細工な私だけを集めたフォルダや私の全裸がある。
(どうか誰の目にも入りませんように)
なんの使い道にもならない時間を
たくさん一緒に過ごしてくれて、
私とたくさん遊んでくれて、
本当にどうもありがとうございました。
ペンとビールを間違える清水さん、と現在進行中だった原稿。
清水さんのパイ拓。
サウナにて
清水さんと出会えて、
本当に良かった。
清水さんという編集者一筋で、
10年間、一緒に本を作ってこられて、
本当に良かったと思っています。
清水さんが作ってくれた作品のおかげで、
たくさんの読者の皆さんと出会えました。
制作チームの皆さんとも、
KADOKAWAの皆さんとも、
たくさんのご縁をいただきました。
これからも、その繋がりを大切にしながら、
いろんな場所で、いろんな方と清水さんを感じていくのだと思います。
作ってもらった本や手帳は、一生の宝物です。
そんな風に思える編集者に出会えて、私は本当に良かった。
神様ありがとう。
最近買った、ヴィトンのしば犬バッグ。
清水さんのバッグと、 並べて遊ぶためだけに買ったのに。
6月に約束していた奈良で、ブラッシングしてくれるって言ってたのに。
AIで、果たせない約束を果たしてみたよ。
惜しいよ。清水さん。





















