9月22日 Mon


ついに入院4日目。

お産に2日も3日もかかる人もいるとは聞いていたけれど、

まさか自分がそうなるとは予想だにしていませんでした。


先の見えないお産にモチベーションを回復できずに朝を迎えてしまった私。

朝一

主治医の先生の診察。


そもそも、羊水が少なくなったため、早めに出した方が良いだろうといって始めた促進剤。

効果が現れるのに時間がかかり、時間がかかりすぎたら意味がないということになり

今日の午前中、もう一度だけ促進剤を試し、

それでもお産が進まなければ帝王切開にするということで方針が決まりました。


まさか自分が帝王切開することになるとは!

これまた予想外の展開でしたが、

心身ともに弱りきっていた私としては、

この際はやくきってくれ~!ぐらいの気持ちでした。


とりあえず、点滴が始まり前日に引き続き、陣痛との闘い。

もうすぐ12時というころになり、なんだか助産師さんがバタバタ。

私はもう記憶もふっとんでいましたが、後でぴょん父に聞いたところ、

このとき赤ちゃんの心音が突然下がったそうです。

通常赤ちゃんの心音は130~160回/分が正常。

しかし、ぴょんちゃんの心音は一時、50回/分に下がり、

その後も80回/分くらいがしばらく続いたようです。


私は赤ちゃんが楽なようにと四つんばいの姿勢になり、

その間に先生が駆けつけてくれました。


しばらくして心音は安定したものの、

この時点で帝王切開することが決まったのでした。


私としてはある意味なんだかほっとしてしまい、

あとはされるがまま。

ぴょん父が手術の同意書にサインをする間に手術の準備はすすみ、そのまま手術室へ運ばれていきました。


手術が怖いとかそんな想いはなく、

もうすぐぴょんちゃんに対面できるんだ!

もうそれだけでした。


背中から局部麻酔をうたれ、切腹の感覚もまったくないまま手術は進んでいきました。

手術室に入ってから20~30分くらいたったころ


「もうすぐ出てきますからね~」

という声と共に


おぎゃ~赤ちゃん


ぴょんちゃんがこの世に出てきた瞬間でしたキラキラ

私の目には自然と涙があふれ出て、本当に胸がいっぱいでした。

このお産中、たっくさん泣いたけど、はじめてのうれし涙。感動の涙。


体をきれいにしてもらったぴょんちゃんが枕元にやってきました。



NEC_0139.jpg


ぴょんちゃん、よかったねぇ。

無事産まれてきてくれて本当によかった。

ありがとね。


麻酔が効きすぎたのか、頭まで朦朧としてきた中

ぴょんちゃんとの初めての対面は

私の生涯で忘れることのないだろう、文字通り、最高の瞬間でした星



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この4日間の出産体験

本当に忘れられない4日間でした。


たくさん泣いたし、弱音も吐いた。

後々考えると、帝王切開しないですむようにもっとがんばるべきだったんじゃないか。

そんな後悔も少しあったけど。

羊水過少症で本当に赤ちゃんが助からない例もあるってことを後で知った。

何より、ぴょん父が

「ひろとぴょんちゃんが無事で、元気なぴょんちゃんが産まれてきてくれることが一番大事だったんだから」

そう言ってくれた。


母子共に健康で出産ができたこと。

本当に、それが一番だよね。


ぴょんちゃん、よくがんばったね。

産まれてきてくれてありがとう。

ぴょん父、ずっとそばにいて、一緒にがんばってくれてありがとう。

励まし、応援してくれた家族・友達のみんな、ありがとう。

私、一人じゃこんなにがんばれなかった。

妊娠中も感じていたみんなへの感謝の気持ちが

このお産を通じて、より大きなものになりました。


本当に本当にありがとうございました。

そして、これからも家族共々、どうぞよろしくおねがいします!!