前回施設の雰囲気にただならぬものを感じ、不安を覚えた母の想いを受け入れ、翌日自宅に帰ろうねと話をしたと書きましたが、結果母は覚えていたでしょうか??
ジャーン
電話はかかってきました
が、
「この間は楽しかったねえ~。」
と。
おー、忘れてる~~
結局大丈夫だったってこと
まあとりあえずは落ち着いたようで良かった、良かった
でもなんとなく、その日私が行くと約束したのは覚えていたようで、
「今日は来てくれるんだった?」
と。
この何か月か母のことや姉夫婦のこと、お姑さんのこと、講演会や仕事のことなどで慌ただしくて、日々追われる毎日だった私…。
この日は朝から涼しくて良~~~い風が家の中を吹いています…
あ~今日はこの涼しい風を感じながら、家でのんびり過ごしたいなあ~
って感じていた私
母との約束を迷い始めていました…。
再度私自身に、
「今日どうしたい?」
って聞くと、
「やっぱり今日は気持ちの良い風を感じながら、家でのんびり読書した~い」
っと。
で、先日母は体調を崩したばかりということもあり、母には、
「そう言っていたけど、お母さん体調今一つだからゆっくりしたいと言っていたよねえ?」
と、伝えると
「そうだった?そう言っていたかな?」
「あー、調子悪かったからそう言ったかもねえ」
となり、じゃあ今日はお互いゆっくり過ごしましょう
って自然な流れでなり、その後は納得したのか電話は来ず、静かに。
私自身、母の希望や期待に応えねばという思い込みは色々手放してはきましたが、ふとした時にまだ迷う私がいます。
ただ、最近の母のどんな言葉(特に自分に都合の悪い発言)も体から出した瞬間に記憶から消えて無くなっていく状況を目の当たりにし、振り回され動揺しまくっていた私。
でもそのおかげで、どんな時もまずは自分で良いんだよな
と思えるように。
ようやく自分の気持ちに正直に…という考えがストーンと腑に落ちました
産まれてからずっと他人軸の母の気まぐれや世間体に振り回されてきた私。
ようやく解放されそうです
昨年からの母の病気や認知症は、私自身に思考を切り替えるチャンスをくれたのかもしれません。
振り回されて私自身はもうそれはそれは大変でしたが
振り回されて疲れ切り、もう無理ってなり、ようやく気づけた感じです
まあそういいつつ、これが私の課題だとも感じているので、これからも揺れながら…ではあるのでしょうが…
まあそれに執着せず、事実だけ見ていけば迷うことはあっても、悩むことはないかと思っています
母ももうすぐ87歳。
色々ありつつも、母との良い思い出を重ねていけると良いなあって思っています