悲しみ昨日まだ命の火に燃えていたものが今日は死の手にゆだねられている花が一枚一枚悲しみの木から落ちる花のおちつづけるのが見える雪が私の小路に落ちるように足もとはひびかない長い沈黙が近づく空には星がなく心にはもう愛がない灰色の遠いかなたが沈黙し世界は老い空虚になるこういう悪い時勢にだれが自分の心を守ることができよう花が一枚一枚悲しみの木から落ちる