こんにちは!木蓮です。
先週末、予告したとおり家族で採蜜を行いました!!
今まで、数回ほどプロの方の採蜜のお手伝い(簡単にいうと邪魔しに行ったともいう)に行きましたが、自分たちだけでやるのは初めて。
蜂蜜の詰まった巣箱(継箱)は、1箱で20kgを超えることも多いため、今回は下の娘のパートナーが助っ人に来てくれました。
ご覧になったことがない方もいらっしゃると思いますので、2日に渡って行われた採蜜の様子を、簡単にレポートをしたいと思います。
ちなみに、日本とはやり方が違うかもしれませんので、その辺はご了承くださいね。
さて、昨年の秋から準備を始め、ようやくこの日を迎えた朝。
私たちは意気揚々と養蜂箱を置いてある畑を訪れました。
まず、初日は「chasse-abeilles」。
日本語がわからないので申し訳ないのですが、簡単に説明すると、たくさん積んである巣箱の一番下に蜂たちを閉じ込める作業です。
この作業を行わない方たちも多いのですが、養蜂箱を移動させる際、蜂がいなくなっていて、非常に作業がしやすいのです。
こちらの写真を見てください。
この写真は、その2週間前くらいに行った他の養蜂家のお手伝いに行った写真。
一番下の段に女王蜂が住んでいるのです。
蜂たちも自分たちが必死で集めた蜂蜜を採られたくないですし、行き場のなくなった蜂たちが一気に集まるので、それはもうすごい羽音。
ただ、離れて見ているとその蜂たちの舞がとても美しく、ビデオに撮ったのですけど。
3年前に初めてこの採蜜体験をしたときには、あまりの蜂の数と羽音にびっくり。
頭でわかっていることと、実際に体験することでは全く違い、耳元でする地鳴りのような羽音にびびることしかり。
蜂たちが突然頭の上に落ちてきたり、防護服の上にとまると「キャーっ!」と逃げ出しそうになりましたが、そこをぐっとこらえました。
なにせ、私は子供の頃、目の前で従兄のお兄ちゃんが蜂に刺され大騒ぎしているのを見てから、蜂が大嫌いになったトラウマがあります。
じゃあ、「なんで養蜂なんてするの?」と思いますよね。
私にも自分の心境の変化がわからないのですが、自分の庭に花が咲き始めると、多くの種類の蜂が訪れ、その子たちは私になど全く興味を示さず、花の手入れをしている私の横を忙しそうに飛び回り、花粉を集めて巣に戻っていくだけ。
簡単にいうと、全く敵意を感じなかったのです。
その上、世界中で蜜蜂が減っているニュースを何度も見ることになり、アメリカでミツバチロボットが作られているビデオを見た時、「なんだかなぁ~」という気持ちになったのです。
最初はこわごわ。そして、少しずつ蜂を観察していると、恐怖心がなくなっていき、夫と二人で「いつか養蜂をしたいね」と話し、密かに勉強していたのでした。
さぁ!話を元にもどしましょう。
養蜂箱は一番下の部分に蜂の出入り口があります。(決して、前に立ってはいけません)
下の写真は、箱の蓋の裏側を撮影していますが、この四角い蓋を一番下の箱の上にかぶせる作業を行いました。
この蓋を使うと、蜂たちは、下から上には登れず、上から下にだけ降りられる構造のため、みんなどんどん下に下がっていってくれます。
こう書くと、一見簡単そうに見えるのですが、実はこの巣箱がくっついていて、簡単に動かないのです。
できるだけ、蜂たちに気づかれないよう、静かにそっと巣箱を開け、一番下の箱が出るまでその作業を繰り返します。
わかりやすいように、短い動画をYoutubeにアップしました。
よかったらご覧くださいね!
このまま1日放置して、次の日の朝、巣箱を取りにいきましょう。
ちなみに、このおじさまが私たちの師匠。
御年84歳!!
とてもそんな風に思えないほど元気!
20kgの巣箱も楽々抱え込みます。
ということで、続きはまた次回!
いよいよ蜂蜜を味わえます(*^-^*)
村のお話が読みたい方は、ぜひこちらもよろしく!