プロヴァンス・アルプ・コート=ダジュール地方
ヴァール県 Bormes les mimosas(ボルム・レ・ミモザ)
こんにちは!木蓮です。
先週まで滞在していたコート=ダジュールは汗ばむような陽気で、外国の旅行者の皆さんは半袖だったり、ノースリーブだったり。
日本人の私でさえ、朝晩のみコートを着ていましたが、日中は本当に暖か。
「あ~、春が来たんだな~」とさえ思っていました。
ですが、旅が終わり日常の暮らしに戻ると急に寒くなり、3日前には今年初めての雪が「やっと」降りました。
10年前はまさしく「雪国」だったはずの我が地方。
それなのに、ここまで雪が降らないとむしろ心配になります。
もちろん、寒いより暖かいほうがいいのですが、身を切るような寒さがないと何か物足りないというか……。
昨年は水源地でもあるオーヴェルニュ地方でも渇水の地域があり、我が家の畑もカラカラに。
未知のウイルスは確かに怖いですが、「水」が枯渇するほうがさらに怖いと思っている私です。
さて、今日は先日の続き。
100周年を迎えたBormes les mimosas(ボルム・レ・ミモザ)の花まつり!
『Corso Fleuri』の様子をお伝えしたいと思います。
(*せっかくのミモザの時期なので、今はこんな気分にならないと思いますが書かせてくださいね)
先ほど書いたように、今年のフランスはとにかく暖かく、ミモザが持つのかな~?と不安になりましたが、その前に訪れたミモザの里には例年通りミモザがいっぱい咲いていました。(このお話もまた書きます)
それにしても、人口約8000人ほどのこの村(街?)のお祭りとしてはとにかく大きく、12時にはすでに歩道に人がいっぱい。
皆さん座ってみたいため、座れる場所とみればどこにでも座っていますが、実際にパレードが始まるとみんな歩道に乗り出してきます。
今年の山車は17台。
こちらはアメリカの山車……の前の子供たちが可愛くて、こちらがメインで写真を撮っていました。
毎年迫力あるパーカッションのグループは、お祭りを盛り上げるのに欠かせません。
そんな中、おばあちゃまたちが目の前を陣取ってきました。
南仏柄のドレス?というか、「これ、テーブルクロスじゃないの??」と思ってしまった衣装。
でも、おばあちゃまだから前に来られても許す!と思ってたら、少し経って移動してくれました。
こちらのグループはニセ札をばらまいてました(笑)
一応、わかりやすいように裏は何も印刷されていませんでしたが、子供たちが山車の上からお金を気前よく放り投げているのが面白かったです。
とてもユーモラスだったのがこの子たち。
ちょっとこれを着て歩いてみたい。
それにしても、農家のトラックやトラクターが花に飾られていて、ニースのカーニバルとは全く違う温かみのあるお祭。
距離感もとても近いので、これはこれで楽しいのです。
この方たちは綺麗どころ。
日本とは違い(?)とにかくパレードで旗を振ったり、セクシーな衣装を着ているのは、私よりも年上の方が多く、こういうところってフランスらしいな~と微笑ましく思いました。
山車の上の子供たちは、もう必死で紙吹雪を巻いていて、合計2往復する道中、1回目の復路ですでに疲れ切って寝ている子まで……。
ちなみに、2回目の復路で「花合戦」が始まります。
本当は、今年も最後まで見たかったのですが、この人混みを考えると、帰りのバスに乗り込めるのが何時になるかわかりません。過去にこちらを訪れた時は、夕方5時にならんでバスに乗ったのが午後8時ごろだった記憶が……。
それをずっと待つのはどうしても避けたかったため、花合戦を諦め4時半過ぎにはバス停へ移動しました(涙)
それでも……。
多分私たちの前に300人ほどすでに待っていて7回目くらいのバスに乗り込むことができました。
そこからチャーターしていた車に乗り込みましたが、渋滞を避けなんとか予約したレストランに間に合ったのでした。
ほんと、以前に来た時の教訓は大切ですね(*^-^*)
このお祭りを訪れる前に、今年最後の予定が中止になったニースのカーニバルにも行ってきたので、その写真もアップしようと思います。
それにしても、本当に早く日常が戻るといいのだけど……。
次回は少し地方を変えてインテリアのお話を書かせてください。
それから、たくさんお問い合わせがある現状についても書きますね。
とにかく、訪れた村は数知れずありますので、3月今まで溜まっている分を一気にかくぞー!
では、また!
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