プロヴァンス・アルプ・コート=ダジュール地方

ヴァール県 Tourtour(トゥルトゥル)

 

こんにちは!木蓮です。

さすがの私も、このところ目白押しに家族行事があり、少々バテ気味。

週末には、我が家の畑でバーベキュー大会を行うため何を作ろうか考え中です。畑で収穫したものをそのまま焼くのが一番の御馳走だとは思うので、それを使っていろいろと。

 

さて、「かもめの本棚」にて8月のコラム「ラベンダー」を更新しました。また、ラベンダー畑の写真のみアップしたいなと思っていますが、ラベンダーを使った料理について書いていますので、よかったらご覧くださいね!

 

本日は南仏プロヴァンスにある可愛い名前の村「Tourtour(トゥルトゥル)」のご紹介。

 

 

 

 

もちろん、カタカナ読みで書くとトゥルトゥルですが、実際の発音とは少し違い「トゥーrトゥーr」という感じで最後の"r"の発音は空気が出るような音です。(なんとも説明しがたいですが)

プロヴァンスといっても、ヴァール県なのでプロヴァンスの中心である「リュベロン」とは少し離れていますが、コート=ダジュールというより、のんびりした田舎のプロヴァンスにぴったりな場所です。

 

 

 

 

この村はRoute d'Aupsの周りを中心に、飲食店や雑貨屋さんがこじんまりと並んでいる小さな村。

 

 

 

 

訪れた日は、まだワールドカップの真っ最中で、とにかくどこもフランス国旗だらけ。レストランやカフェの席はすべて予約で埋まっており、この日行われる試合を心待ちにしている様子がよくわかりました。

 

 

 

 

さて、トゥルトゥルといえば、画家ベルナール・ビュフェが没した村。

村外れにはDomaine de la Baumeにて、最愛の妻でありモデルでもあったベルナール・アナベルと13年間住んだ家が残っています。

 

 

 

 

ビュフェの絵は、なにかしら皆さんもご覧になったことがあるのでは?と思いますが、一度見たら忘れられない強烈な黒い描線と抑制された色彩が特徴です。

 

(写真はお借りしています)

 

アナベルさんと結婚してからは少しずつ彼女に影響され、色彩を使うようになりますが、私も子供の頃に見た時、強く印象に残りました。

 

こちらのオフィス・ドゥ・ツーリズムを訪れた時、応対してくださった女性が、「本当は私たちの村にビュフェの美術館を作りたかったのに、彼らは本当に日本が好きでね……。私、ヤキモチをやいてるんだから!」と笑っていたのが印象的でした。

それが静岡にある「ベルナール・ビュフェ美術館」ですね!

 

 

(写真はお借りしています)

 

いくつかのオブジェと小さな庭園(畑にしか見えませんが)の中にはビュフェの足跡が残されています。

 

 

 

 

 

さて、村の中にもう一度戻りましょう。

 

 

 

 

小さな村でありながら、観光客だけでなく、とにかく地元の人たちがいっぱいで活気のある村という印象です。(もちろん、ワールドカップの影響があったのかもしれません)

 

 

 

 

さて、続きはまた次回。

村の見所を訪ねてみましょう!