先日の欧州への記事は散々書いたのですが、その後の事は書いていませんでした。
欧州から個人で犬を輸入し、はい良かった、良かった、ではありません。
ここからがとても重要でシビアな日々。
なんせ彼女は↑このような場所で楽しく過ごしていたのです。
ずっと仲間たちといました。
それを全く別世界へ行ったわけですから、犬である彼女の気持ちをしっかり汲み取り、日本での環境移行期間にはとても気を使わなければなりません。しっかりと心があるのです。
あちらでの飼育環境がとても良く彼らは人間という存在に絶大なる信頼を置いています。ですから、日本に来ても私達にとても懐いてくれています。今は寂しさからか少々ストーカーのようですが、犬達と一体化も時間の問題です。ベンとレベッカもそうでした。今では犬達とどったんバッタンやっています。
私が伝えたい事
犬を輸入する人(人に頼んで連れてきてもらう輸入も含め)は大抵がショー関連。私は日本では興味が湧かずしません。特別承認欲求もありませんし。来日してすぐそのままショーの為ハンドラーに預けられる犬もいる。うちの子達を見ていると私はそれは耐えられませんね。先方とのやり取りは誰がこの子と生活するのか?生活する人が犬を取りに来なさい、からまず始まりました。環境が大きく変わるから犬と一緒にいてあげて欲しい、向こうを離れる時に託された数々を全うしたい。
じゃあ、何のために欧州から?
それはわざわざ書く必要はないかなと。ブログを読んでいてくれてる方なら感じてくれるでしょう。特にベンは向こうできちんと評価されて日本に出してくれています。日本でまたわざわざショーをやる必要がないのです。
嬉しかった事
日本に連れてきた子達が住んでいた街、あの子達が行っていた犬OKのカフェ、遊んでいた公園、遊んでいた川、色々と足跡をたどれた事が本当に嬉しかった。
ベンやレベッカもこのソファーに寝そべっていたはず…
そしてあの子達の弟や妹、飼い主さんにも会った。奇跡の瞬間に感じました。
実際のところ、物価が安いと言われる国でも今は円安でレストランで食べても日本の方が安い。すごい費用が掛かったと愚痴を言うつもりは一切ない。なぜなら目で見る美しい光景や経験、文化、当犬舎のHPイメージに使う写真も沢山撮れた。お金では買えない信頼や価値が山ほどあって…皆ができないこのような機会を与えられた私は幸せ者だと思う。意味があって与えられた機会だったのだろう。
色々な背景を…今後は日本へ繋いだ命、子犬の飼い主さん達に託しますね。。