放射線治療の副作用

 

 

 

放射線治療を始めて10日ほどたつと

徐々に喉に炎症の症状が出てきました。

 

看護師さんが毎日様子を聞きにくるときに

喉を診て「わぁ~これは痛いですね。」

って言うんだけど

私としてはそこまで痛みは感じてなくて

飲み込む時は痛いけど、

四六時中痛いわけではないし

食前に飲んでくださいね、と

アセトアミノフェンが処方されていましたが

まだあまり飲んでいませんでした。

 

 

そして、味覚が少しずつ変わってきました。

 

最初はしょっぱい味が鈍くなって

なんかご飯が全部薄味に感じる。

 

そしてご飯は薄味なのに

水がしょっぱい感じがするので

水が苦手になりました。

 

緑茶はまだ飲めたので

この頃は飲み物は緑茶一択。

 

 

2週間を過ぎた頃から

何が食べられるのか模索するようになりました。

 

おかずの味があまりしないので

醤油をかけてみたり

塩をかけてみたり

持ち込んだカップ麺を食べてみたり

温かいものよりも

冷たいもののほうが味を感じやすかったので

サンドイッチをよく食べました。

 

 

母からの差し入れも食べられそうになかったので

おかずは断ってウイダーインゼリーとか持ってきてもらいました。

 

その後のお話でも書きましたが

私は甘味が最後まで残っていたので

いろんな味がしづらくなる中、

病院食にたまについてくるゼリーが美味しくて

高カロリーのやつ。

 

これがものすごく甘くて

夏に抗がん剤のFP療法で入院したときは

甘過ぎて気持ち悪くなって食べられなかったのですが

味覚が鈍ってきて、程よく甘く感じたので

ゼリーだけは毎食完食していたら

栄養士さんが面談に来られて、

「ゼリーがいけるなら毎食つけましょう!」

と言うことで、毎食味の違うゼリーが

毎食ついてくるようになりました。

 

 

ご飯の量を少し減らして

お粥にしてもらって

おかずも飲み込みづらいので

食事を常食から軟食と言う

なんかクタクタに煮た感じの

柔らかいおかずに変えてみることになりました。

 

 

これは結果的に私には

あまり効果がなかったというか

柔らかいから食べられるってものでもなかったです魂が抜ける

 

そもそも味がしないので

形状はそこまで重要じゃなかった気がする。

むしろ、クタクタになったことで

食べにくいものもありました。

 

2回目の抗がん剤が始まる頃には

喉の奥がもう真っ白に爛れていて

看護師さんもチェックするたびに

「痛いですよね〜」って言う。

 

それでも痛みにもムラがあって

日によって、食前に痛み止めを飲むようになりました。

 

看護師さんがいつも

 

「痛みの程度は1〜10で言うと

どのくらいですか?」

 

って聞いてくれるんだけど

あれ答え方難しくないですか?

 

この時は「4〜6ぐらいかな?」

って答えてました。

痛み止めを飲まないと辛いわけでもない

でもじわじわ痛いし不快、という感じ。

 

 

あと、口の渇きがすごくて

夜中に口が乾いて目が覚めるようになりました。

 

看護師さんに相談したら

加湿器を持ってきてくださいました!

 

ありがたい!

 

でも加湿しても

夜中に口の中が全部乾いて

喉が張り付いたみたいになって

息ができなくて目が覚めることが多くなり

夜中でも枕元に必ず緑茶を置いて寝ていました。

 

この喉の渇きがこの時は一番辛かったです。