今日は梅田に行く用事があったため、

ついでに成分献血にも行ってきた。


受付と質問への回答、医師による問診と血圧測定。

全てが成分献血に向けて順調に進んでいく間に

温かい爽健美茶と温かいイチゴオレをごく…ごく…。

美味しいクッキーを3つばかり、もぐ…もぐ…。


事前血液検査を経て、本番の成分献血へと挑む。

その前に、温かい緑茶と温かいココアを

献血ルームのテーブルにスタンバイっと…。

テレビを見て温かい飲み物を飲みながら、

採血→遠心分離→血球戻しの工程を2〜3サイクル…。


採血が終了して針を抜こうとした若い看護師さんの

手がずれたのか針を指した場所に力がかかりズキリッ!!

ただ、悪気があってわざとした訳じゃないから、

滅多にない事だし、少し痛かっただけだし、仕方ない。

痛いと申告したものの特に腹を立てるまでもなく、

止血の絆創膏を貼ってもらった。


後は血圧を測り、受付前のソファで

冷たい飲み物をしっかりと飲んで15分程休憩して、

献血カードと景品をもらって帰るのみ…。


ところが…、「えっ…!? ちょ…、何、この数値っ!!」

若い看護師さんが一気にパニックへと陥る。

血圧計の数値と私を交互に見つめて完全パニック状態。


血圧計の数字を覗き込んだら、

【最高血圧82、最低血圧68、心拍数75】。

ふ〜ん…、じゃ、帰ろっと…。


「立ち上がろうとしないでっ!! じっとしていてっ!!」

若い看護師さんが医療用の血圧計を抱えて戻る。

先程の血圧計は簡易ver.らしく、故障を疑ったようだ。

何が何やら分からないまま、再度の血圧測定。

【最高血圧80、最低血圧65、心拍数77】。

「いやぁん!! 更に下がってる〜!!」


採血した腕にはカイロを巻きつけられ、

冷たいミルクティーを飲むよう強く勧められ、

足が高く、頭が低くなるように椅子を調整されて

5分おきに血圧を測られること数回。

「どうしよう…、上がらない…、戻らない…。」

医療用の血圧計で自ら測る以上、数値は信頼できる。

それ故に若い看護師さんは完全に焦ってしまっている。


あ…、あの…、私、元々が低血圧気味なので、

最高血圧80程度なら、普通に動けるのですが…?

恐る恐る、自己申告して若い看護師さんの顔色を伺う。


待つこと約40分…。

足首を交互に組んだり、足先を伸ばしてみたり、

身体を温めたりしてようやく血圧が少し上がり、

ようやく椅子から降りることを許された。


元々が低血圧気味とは言っても、成分献血後に

最高血圧が90を切っていたのがよくなかったらしい。

若い看護師さんにしてみれば、誤って針の上から

腕をぎゅっ!!と握ったミスの後でもあったので

完全に修羅場であっただろう。


あのまま普通に立ち上がって帰ろうとした時点で

正気かどうか一瞬疑ったと言っていたので、

私にとってはいつもどおりであっても

傍から見たら自殺行為に見えたようだ。


若い看護師さん、驚かせるつもりはなかったんだけど

驚かせちゃってごめんなさい。心配してくれてありがと


コロナの消毒に使えるもの達