ヘルプマークを知っていますか?

ヘルプマークは名刺サイズで、
上から順に『+』と『♥』が白で書かれた
赤いシリコン製のマークである。
主に外見からの判別が難しいにも関わらず
周囲の配慮を必要とする人が持ち歩く。

使用は、障害者に限定されていない。
妊娠初期の方や内部疾患、難病など
交付には申請書類の提出はあるものの
そんなに手続きは難しくない。
あと当たり前だが『転売厳禁‼』である。
転売を見つけたら遠慮なく通報してよい。

私も外観では分からない症状があり、

ヘルプマークを外から見えない
鞄の内側にぶら下げている。

鞄の外側の目立つ場所に着けない理由。
普段は健常者と同じ程度の活動が可能で

日常生活では不自由をしていないからだ。

通常時と発症時では差が激しい。
発症すると意識混濁や筋力低下、
記憶障害や呼吸困難などを引き起こす。
前兆があり、ある程度自己対応できるため
ヘルプマークは助けを求める切り札である。

 

ただ、ヘルプマークを持っているからと

席を譲ってもらうのが当たり前に振舞うのは

違うと思う。

 

体調の悪い時にどうしようもなくて

譲ってもらうことは多々あると思う。

しかし、体調のいい時でも

ヘルプマークを使って座ろうとか、

同じ時間に公共交通機関を使う場合に

特定の人をターゲットにして

毎回、当然のように席を交代させるのは

完全なマナー違反である。

 

ヘルプマークがあるからとは言え、

やっている事は他人の善意に甘えた

席の横取りであることに変わりない。

ヘルプマークは、傍若無人な振る舞いや

マナー違反の免罪符ではありませんよ。

 

席を譲ってもらった時は

必ずお礼をきちんと伝えましょうね。