6月25日0時45分。愛犬が虹の橋のふもとへ旅立ちました。16歳と5か月、死因は老衰。



シニア犬の介護にも少しずつ慣れてきたときでした。



愛犬は息子たちが小さな頃からと一緒に育ち、子どものような存在。



亡くなる前の日、昨日の愛犬。




11歳の時に慢性肝臓病で死にかけ、ヘルニア2回、毎年のように膀胱炎で血尿になり、16歳になるとどんどん身体が弱ってきているのがわかりました。



動物病院の先生にも、お別れまでそう遠くないと言われていたけれど、まさかこんなに早くお別れが来るとは。



昨日の朝から、なんだか嫌な予感がしていて。いつもより全身がぐったりしていました。



朝、私が仕事に行く時、顔をあげて挨拶しているように見えて、気になり急いでミルクをあげにお昼休みに帰ってくると、朝よりも身体全体がぐったりしている。



今週末まで命が持たないかも、そんな気がしました。



仕事を終えて愛犬を抱っこすると、いつもより脚が冷たい体温も下がっている。まだ息はあります。




いつものように夕方に粉ミルクとお水をシリンジで飲ませ、隣に布団を敷いて早めに就寝。



夜中0時30分頃、愛犬が口をくちゃくちゃしている音で目を覚まし、喉が乾いているのかもしれない、と寝る前のミルクを与えるのを忘れていたので少しだけミルクを飲ませる。



ごっくん、ごっくんと飲んでくれて安心していたら、急に愛犬がむせてミルクを吐き出す。ミルクが気管に入ったのかと焦って背中をさする。



目の焦点が合ってない。呼吸がおかしくなって10秒もしないうちに愛犬の全身がぐったりしている。



真夜中だけど離れて暮らす息子に急いで電話。電話しているうちに愛犬は私の腕の中で息を引き取りました。



苦しむこともなく一瞬で。何が起こったのか分からず、私がミルクを飲ませたのがいけなかったのか、電話で息子と話しながら涙が出て止まらない。



駆けつけてきてくれた息子は、介護の経験があるだけ手際良く氷をビニール袋に入れてタオルでくるみ、頭、お腹、腰回りと愛犬の身体を冷やしてくれた。念の為、エアコンもつけて部屋を冷やす。



ひとりだったらパニックになり何もできなかった。



夜中だけど、あらかじめ調べておいたペットの葬儀屋さんに電話連絡。火葬の日にちを決めました。



真夜中の一瞬の出来事で、何が起こったのか?夢なのか?現実を受け入れることが出来ず涙が止まらない。



3週間前に体調を崩し、一度元気になった時の愛犬。



お母さん、何食べているの?



ホラー映画のようだよ。見つめないで🤣



この時は少しずつ、ゆっくりでも体力回復すると思ったけど、奇跡は起きなかったね。



昼間、愛犬の好きなおやつや綺麗なお花、庭に咲いていたラベンダーやマスクマロウ、ルピナスを花束にして愛犬のそばに置きました。保冷剤は業務スーパーで売っていたので助かりました。



穏やかな顔で寝ているようで、亡くなったなんて信じられない。



4日前の愛犬。寝たきりになっても、こんなに穏やかな顔をしています。




11歳から16歳の今まで、病院通いが続き、コロナ禍もあり愛犬中心の生活。お昼には愛犬の様子を見に家に帰ってきて、たくさんお話をしたね。



愛犬が家で留守番して寂しくないように、何もなかった雑草だらけの庭にハーブを植え、花の種を蒔いて5年目、やっと綺麗な花が咲く庭になったところでした。



3週間前に愛犬の具合が悪くなっていた時から、お別れがすぐそこまで来ている、とわかっていたけれど流石に辛すぎる。



3時間ごとに忘れた頃に涙が止まらなくなる。



急な愛犬の死だったけれど、苦しむことなく逝くことができたのは良かった。愛犬が苦しむことだけが心配だったから。



愛犬の安らかな顔を見ると身体が楽になって良かったねって、ほっとします。身体が軽くなって嬉しいでしょう。



寝たきりになってすぐの愛犬。




「母は悲しいけれど大丈夫。もう無理しなくていいんだよ。十分すぎるほど頑張ってきたのだから」



数日前、一時的に回復した時に愛犬に言うと、こちらを見つめて口元を舐めてくれたっけ。泣き虫の飼い主のことを最後まで心配していたのかな?



わかっていたのかもしれない。自分の寿命がそろそろ尽きることを。



16年間長いようで早かった。楽しいことがたくさんで、辛い時はそばにいてくれて慰めてくれて、たくさん遊んで、ドライブも一緒にしたね。



家族になってくれて。そばにいてくれてありがとう。身体はなくなっても心は繋がっているからね。



今すぐには笑えないけど、少しでも前向きに元気に笑って過ごせるよう頑張るからね。



今まで一緒にいてくれてありがとう。今夜は最後の夜、家族みんなで一緒に過ごそうね☺️