第2回 猫のお水事情 | Journal intime

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~獣医師と看護士によるペット日替わりコラム~

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こんにちは、SINです。


今回は変なタイトルですが、内容はいたってまじめです。


よく言われることですが、猫はあんまり水を飲みません。


初めて猫を飼った人はこのことを知らないみたいで、他の病気やワクチンなんかで病院に連れてこられたついでに、


「うちの猫、水を飲んでるところをほとんど見たことがないんですけど・・・」


といわれることがあります。


少しその猫の体を調べてみても、脱水しているわけでもない、いたって元気そう、、、


「普通です」


こう答えることがたまにあります(-_-;。



猫は砂漠が起源だといわれています。


本当かどうか、私は詳しくは知りませんが、確かに猫は水をほとんど飲まなくても生きていけます。


らくだにこぶがあるのはご存知だと思います。


あそこの脂肪を材料に水を作り出しているため、水を飲まなくても平気なんです。


実は、猫にも似たようなものがあります。


猫は、おなかの中に脂肪を蓄えていて、それを材料に水を作ることができます。


それに食べ物の中の糖分からでも水を作れるんです。


さて、この命の源ともいえる“水”ですが、重要な働きが一つあります。


それは、体の中の老廃物を出すという働きです。


尿として出てくる水の中には、老廃物がいっぱい詰まっています。


この老廃物が体の中に溜まらないように、尿として出しています。


実は、猫はこの能力がとっても高く、ちょっとのお水で老廃物をいっぱい出せます。


なので、人みたいに「いっぱいお水を飲んで、老廃物をたくさん出す」みたいな、どこかの女優さんがやっているようなことをしなくても、普通に老廃物をいっぱい出せてしまうのです。


体の中にある脂肪や糖分を使って作る、少しの水で事足ります。


だから猫はあまり水を飲まなくてもいいんです。


さて、この老廃物を出す機能は、体の中の「腎臓」と呼ばれるところで行われています。


つまり、猫の腎臓は人よりも高い機能を持っています。


こんな猫でも、大体7歳を過ぎると少しずつ腎臓の機能が弱ってきて、老廃物を出す能力も落ちてきます。


人間と同じくらいの水を飲まないと老廃物を出せなくなるくらいに腎臓の能力が落ちてくると、水をたくさん飲むようになります。


猫が水をたくさん飲みだしたら要注意。


それは病気のサインかもしれませんね。