昨日は意を決して定期の病院検査へ。

予約がない病院なので、いつでもいいのだ。

だから逆に言うといつまでも行けなくて、間が空いてしまった。

二年前、実家やお墓の整理を終えた私は、心身ともに疲弊していた。

新築、建て替え、売却などの際に体調を崩す人は多い。

こういう時って検査をしておいた方がいいなと思い、また脳と肺のドックへ。

そこでちょっとしたトラブルが見つかり、定期検診を受けることになっているのだ。

最初に脳ドッグを受けた時は、絶対に血管のどこかが詰まってるはずだと思っていた。

だいたい物忘れが尋常じゃないし、家系的にも高コレステロール家系だから。

ところが先生に「特に問題ないですね。」と言われて、思わず先生に聞き返した。

「先生、どこか血管詰まってるでしょう？物忘れ酷いんですけど！」・・・先生は笑ってらした。

そんなはずはないと思いつつ冷静に考えると、記憶力が悪いのは生まれつき。

覚えられないし、すぐ忘れる💦

歳のせいにしていたけど、元々なんだと妙に納得した。

そして、小さい頃から身体が弱かった（と思い込んでいただけかもしれない）せいで、私は健康オタクだった。

身体のダルさ、体力の無さを何とか克服したいと色んな事を調べたり、実践したり。

でもそれは、善悪と批判のオンパレードだった。

あれは良い、あれは悪い、あのせいで調子悪いんだ、もっとこうしなきゃ。。。。。

大きく目が覚めたのは、私がある小さな会社で働いていた時。

当時社長は民間療法のようなことを始めていて、病院から見放された方が沢山出入りしていた。

私は受付と言うか、雑務をしていたのだけど、帰り際に皆さん色んなお話をされていく。

その中の一人の女性が涙ながらに私に訴えた。

「私は人一倍、健康に気を付けてきました。お野菜は無農薬の〇〇を取り寄せ、牛乳も〇〇牧場のものを購入し、お米は〇〇さんのところで手に入れ・・・・・どれだけ苦労しながら健康に気を付けてきたことか！なのに私がこんな事になるなんて！」

それを聞いた時に、ハッと気が付いた。

健康を維持するためにどれだけ彼女は苦労し、ストレスだっただろう。

一方でカップヌードルの生みの親の安藤百福さんは、９７歳で亡くなるまで健康で、お昼はいつもチキンラーメンだった。

無農薬野菜は身体に良くて、インスタント食品は身体に悪い。

そんな思いが私達の中にあるのかもしれない。

病気になってしまった彼女は生活を楽しめていたのだろうか？

いつも恐怖に怯えていたのではないだろうか？

もちろん病気になる要素はそれだけではなく、人には分かりえない要素が沢山ある。

彼女が病気になった理由も本当は分からない。

でも、何が良い悪いと裁いていく生活よりも、その人が「どれだけ幸せでいたか」も一つの要素なのかもしれないと思った。

私が判断と批判の罠から目覚めた時だった。

長くなったけど、最後にちょっとくだらない心理テストを。

ものすごーく昔、私が若い頃に言われた、「自分が理想とする結婚相手」についての心理テスト。

お遊びの心理テストとかはあまり好きではないのだけど、この時は妙に納得したので。

★まず自分が結婚したいと思う理想の相手の条件を5つ思い描いてください。

　（若い時の話だからね、しかも昭和の話。皆、カッコいい人とか、いいお仕事に就いてる人とか言います。）

★その5つを全部満足させる相手が複数いたとしたら、次にあなたはどういう条件で選びますか？

　（心理テストとは言え、複数人いたら凄いね！笑）

これだけの簡単なもの。

6つ目の答えがあなたの本心だそうです。

私の答えは「健康な人」でした。

生きていく上で健康は何物にも代えられないものだと思います。

色が変わってしまったドライフラワーを捨てようと思ったのだけど、どんな欠片も可愛くて捨てられない

最初に大きなものを作り、切り落としたもので小さなものを作り、捨てるところはないのです

結局ゴミ袋から取り出してブーケに・・・

結局捨てられない泣

健康（訂正あり）