とうとう隔離されたおチビ。

そのチビを見ていて思い出した。

もともとこの子は去年生まれて、初代水槽に入れた5匹のうちの一匹だった。

針子の頃から体の赤が目立ち、どんな色になるのかとガラス水槽に移したのだ。

ところがブルーの子とこの子は極端な怖がりで、結局、二匹は黒箱に移動させた。

黒箱は水替えもあまりしないし餌をあげるだけで、特に個体の観察もしないからすっかり忘れていたが、たまたま底に沈んでいるチビを発見してから気にするようになった。

私がおチビです

身体の中が赤っぽい

チビは泳ぎが下手で、頑張らないと水面に上がってこれない。

えいやっ！と餌をめがけて上がってくるけど、食べようとすると横から来た大きなメダカに先を越されて食べられてしまう。

次にどの餌をめがけて水面に行こうかとオロオロしているうちに餌は無くなってしまう。

チビが餌を食べるのを見て、と思っているとつい餌をやり過ぎてしまう。

あっという間に、その箱のメダカはブクブク太り始めてしまった💦

どうにかしなきゃと思ってるうちにチビが地面に沈んでいる時間が増えてしまった。

仲間のメダカ達は地面に沈んでるチビを見て「お前こんなところで何してんの？」と、ツンとつついてみる。

チビは慌ててフラフラと別の場所に移動する。

１０日ほど前に、ついに見かねてチビを２５センチ水槽に移した。

最初はパニックで泳ぎ回っていたチビ、数日は疲れ果てて餌もあまり食べずにずっと沈んでいた。

このまま弱って☆になっちゃうかなと思っていたが最近ようやく体力が回復してきたようだ。

移動した直後は５－６秒しか泳げなかったのが、最近は遊泳時間も伸びた。

時間はかかるが餌もちゃんと食べれるようになった。

気温が上がったせいもあるだろう。

それでも泳ぐ体勢は尾っぽが下がっていて、ちょっと力を抜くと、フーっと地面に落ちていく。

まあ今まで一年間も、よく生きていたもんだ。

もう限界だったね、よく頑張った！

水面に上がるのに体力を使うチビの為に水槽の水は１０センチくらいしか入っていない。

もともと、この水面に上がれないチビの為にと思って、ミジンコを飼う事を思いついた。

赤玉のないガラス面の底で、石の陰、私から見えない場所がチビの定位置。

私が覗くと、さらに移動して、私と目が合わない場所にずれていく^^;

しかし、いつもガラス水槽の底にいるチビを見てると、この子は本当にメダカなのだろうか？と思ってしまう。

ここがチビの定位置

ほとんどここに沈んだまま過ごしてる

あなたは本当にメダカ？