ブログのタイトルを変更しようと思う。

 

このブログを始めた頃は、まだ「何かを始めよう」と思っていた。

 

でも、様々な出来事と共に、私の意識はどんどん変わっていき、今の私にとって大切な事は自分の内面を見ることだ。

 

そして、そんな私を導いてくれるのが、メダカと植物なのだ。

 

植物には長年、色んな事を教えてもらっている。

もちろんお世話もしなくてはならず、不器用な私はそれだけで手一杯。

それなのに、飼うつもりもなかった「押しかけメダカ」がやってきてしまった。

 

「たかがメダカ」「されどメダカ」で、私はメダカから沢山の事を教えてもらう事になった。

 

 

 

先日も、いかに私は色んな物事を先入観で見ているかを教えられた。

 

初代水槽に追加した二世メダカのマーブルちゃん。

白メダカだと思ったのに、大きくなったら、黒メダカ母さんのグレーが混じるようになり、マーブルっぽくなった。

 

彼女は子供の頃から神経質で、ちょっとしたことにも大騒ぎするので、他のメダカもビックリして、穏やかだった初代水槽が大パニックを起こす原因となっている。

 

だから私の中では彼女は子供の頃から「困ったメダカ」だった。

 

「マーブルちゃん、静かにしなさい!」

「マーブルちゃん、大丈夫だからピチャピチャしないの!」

いつも怒られていたマーブルちゃん。

 

でも数日前の朝、彼女の右目の周りが殴られたように赤くなっていた。

ネットで調べたら、どうやら病気らしい。

 

実は以前にも、ちょっと赤みがかってるかなと思う時期があったが、すぐに戻るので大して気にもしなかった。

でも、今回は明らかに内出血のような色だ。

 

その日は一日外出で、何もしてあげられなかったが、夜家に戻ってからホームセンターに塩浴用の塩を買いに行った。

翌朝には赤みが引いていたので、様子見なのだが、この時始めてマーブルちゃんと向き合った。

 

「マーブルちゃん、大丈夫?」

水草の陰からジッとこちらを見ている。

 

赤みは引いたが、ちょっと黒っぽい感じが残っている。

右目はみえているのだろうか?

もしかしたらあまり見えてない?

具合が悪くて、神経質になり暴れていたのかもしれない。

 

私は一方的にマーブルちゃんに、困ったメダカ、と言うレッテルを貼っていた事を恥じた。

 

人間もそうだが、言動の裏には必ず理由がある。

 

彼女が暴れる理由がきっとあったのだろう。

マーブルちゃん、ごめんなさい。

 

それから数日、私はマーブルちゃんと向かい合った。

その事が原因かどうかは分からないけど、彼女は随分と落ち着いたメダカになった。

 

 

 

マーブルちゃん、右目を誰かに殴られたの?真っ赤だよ