時間とは不思議なもの。
一応、時計と言う物があって、私達は、皆同じ時間を共有して生きていると思っている。
だけど大人になってから、どうやら「私の時間感覚」は人と違うようだ、、、と思い始めた。
皆同じ「時間」という空間の中で生きていると思っていたけど。
皆はしっかりその同じ時間の流れに乗って生きているのに、私だけがそこから外れている気がする。
どう外れているかと言うと、私のいる周りを、皆が乗った時間がどんどん流れ去っていくのだ。
のんびりしている間に時間が通り過ぎてしまう、置いてけぼりになってる感じ。
更に、たまにだけど、皆が乗った時間を、物凄い勢いで駆け抜けていく人もいる。
言い方が分かりにくいかもしれないけど、つまり、同じ24時間と言う時間の密度が違うのだ。
最近、辻仁成さんのブログを読み始めた。
作家であり、ミュージシャンであり、フランスで息子さんと二人での生活をしている。
彼のブログを読んでいると、一体、彼の時間空間はどうなっているんだろうと、不思議になる。
時間を上手く使いこなして、仕事や遊びに充実した人生を送っている人はいる。
でも辻さんの住んでいる「時空間」はそれとは全く質が違っている。
人の何倍も色んな事をこなしているのに、あくせくした様子が無いどころか、全くその逆だ。
ブログから拝見する限り、向き合うことにちゃんと向き合い、細かい事にも丁寧に対応し、どこからそんな時間が捻出できるんだろうと本当に不思議になってしまう。
普段、彼は時計をしない。
ご本人は自分が異なった時間軸に住んでいる事をちゃんと自覚していて、「自分は時間を手なずけている」と言っている。
何度かブログでも時間の事を書かれていたが、独特の感覚で、真逆の時間軸に住んでいる私には今一つ理解できない。
何しろ、同じ人生を生きるのに、私はとても損をしているような気がする。
私の場合、子供の頃からボーっとしている時間がかなり多い。
何を考えているの?と聞かれるけど、何も考えていないのだ。
もちろん、思考まみれの時も沢山あるけど。
これはこれで、ボーっとしているのは楽しいので仕方ない。
でも、やっぱり時間を上手く乗りこなしてみたい。
きっと私の頭の中次第で時間は変わってくる。
今までと違う時間の概念を経験してみたい。
今年はとても遅い開花
花も少ないけど、一生懸命咲いてくれた