あかりんのブログを読んでいて、昔の自分を思い出した。

 

私も20代最初に免許を取り、そのまま10年以上ペーパードライバー。

 

で、そのままマウイ島に行ったのだけど、もちろん車がないと動けない世界。

 

アメリカ人の友達に中古車販売店について行ってもらい、ホンダの古い車を買った。

 

さあ、暗くなる前に帰ろう!と言うとき。

 

 

私、「ちょっと待って!クラッチとアクセル教えて!」

 

真っ青になる友達、「あんた、免許持ってるよね?」

 

私、「免許取って以来、一度も運転してないから忘れた!」

 

友達、ガーン

 

そこで、すぐ隣の教会の駐車場で10分ほど練習して、何とかハレアカラ山麓の家に帰った。

 

 

 

マウイ島の山奥は運転ものんびりだし、何しろすれ違う車の多くが知り合い。

 

眼下に真っ青な海を望みながら、山間を下っていく。

 

奇麗な空気にキラキラ輝く緑。

 

急ぐ理由がないもの。

 

車の運転だって、譲りあうのは当たり前だった。

 

 

 

そのマウイ島で3年運転してからの、いきなり東京都内だからね。

 

しかも仕事上、環七、環八などの幹線道路。

 

同じ感覚で走っていたら、物凄い勢いでクラクションを鳴らされ、最初は何故怒られてるのか分からなかった。

(つまり道を譲ったり、のんびり走っていたからなんだけど)

 

空気は汚いし、ドライバーは意地悪だし、右左車線は反対だし(アメリカは車は右側通行だものね)

 

大パニックの私。

 

歯を食いしばって運転していたみたいで、夜も緊張したまま。

 

朝になると顎が痛くなってたの思い出す。

 

 

 

もう何十年も前の話だから。

 

今はマウイ島の山奥と言えどもどうなのかは分からない。

 

東京の道路も随分変わって走りやすくなったと思う。

 

 

 

 

マウイ島に居た最後の一年は、ホテルの花屋と、日本レストランで働いていた。

 

朝目覚めると、海辺に面したバルコニーで、クジラが戯れるの見ながらモーニングコーヒー。

 

そして奇麗な海岸線を走りながら、職場である、楽園のように美しくて豪華なホテルに。

(トイレ1部屋でもゆうに3畳くらいはあって、ぴかぴかの床に奇麗な壁紙、居心地よくて出たくなかった(笑))

 

タイムカードを押すと同時に24時間食べ物に溢れている従業員カフェに直行して、パンとコーヒーを持って地下の作業場へ。

 

こんな生活してるんだもん、笑顔も増えるよね。

 

勿論それなりに皆、色んな問題を抱えていた。

 

でも皆、あのマウイという美しい自然と場に随分と癒されていたと思う。

 

 

 

いつもいつも人生でそんな場所で暮らせるわけではない。

 

でも、家の中に自分なりのパワースポット、居心地の良い場所があると随分違うと思う。

 

 

今の私にとってのパワースポットは庭を見ながらのこのテーブル。