
朝にかぎって決まった行動を取る猫が多いようです。その行動にはワケがありました。
薄命薄暮性
「薄命薄暮性」とは動物行動学の専門用語で、
明け方や夕方の薄暗い時間帯に活発に行動することを言います。
猫は野生時代、主にこの時間帯に狩りをしていました。
その名残から、 早朝の猫は、遊んだり、食べたりと言った欲求が高まる時間帯なので、
早起きすると言うワケです。
決まった時間に起こしにくる
動物の体内時計は、脳内のメラトニンの増減で大体の時間帯の
リズムが刻まれる仕組みになっています。
メラトニンが朝日などの強い光りを受けて減少すると、体が日中モードになります。
猫の気象時間が夏と冬で違うのは、日の出の時間の影響を受けているからなのです。
休日の朝の行動
飼い猫の場合、飼い主さんの生活サイクルや、
フードをもらうタイミングなどによって、朝の行動を学習していることがあります。
例えば、飼い主さんがいつもより起きる時間が遅い、前日の帰宅が遅いなどと言う、
「普段と違う行動」から、 休日を察知していることもあるようです。
若い猫は朝が特に活発
若い猫は体力があり活発なため、朝の遊びの要求が激しいことがあります。
また、代謝がよいためカロリーを消費しやすく、
朝お腹が好いてフードの要求がしつこいこともあります。
年をとるにつれて、体力や代謝が落ちてくるので、朝の要求も減ることがあります。
ウォーミングアップ
野生の猫は狩りをするために朝早く起きだすと、まず体を伸ばしたり、
動ける準備をしてから出かけていました。
その名残で、今も猫は朝起きると爪とぎやストレッチをするのです。
人が目を覚ましたとき伸びをするのと同じような意味合いがあります。
狩りをしない飼い猫にとって、朝フードをくれる飼い主さんは母猫のような存在なのです。
そのため、子猫気分で甘えたくなることが多いようです。
朝のコミュニケーションとして、忙しくても、猫が甘えてきたら
「おはよう」と挨拶してあげたり、優しく名前を呼んであげるだけでも、猫は満足するでしょう。
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