NudgeNugdeのブログ -20ページ目

NudgeNugdeのブログ

ブログの説明を入力します。

イメージ 1

Take It On The Run / REO Speedwagon

去っていく時は引きずっちゃいけないよ

No.547

 80年代初頭に活躍したアメリカンロックの王道、REOスピードワゴン。長い下積み時代を経て、発表した9枚目のアルバム"Hi Infidelity"(1980年発表)が、81年になって全米大ヒット。このアルバムから、シングルカット6曲、というモンスターアルバムになりました。どの曲も、ギターの音色といい、コーラスといい、キャッチーなメロディといい、ヒットする要素が詰まっています。
 アルバムタイトルも洒落ています。オーディオのHi-Fi(high fidelity :高音質を忠実に再現する高性能)というのがありますね。fidelityは「忠実」の意味です。その反意語infidelity「不信仰、不忠実」を使って、hi infidelity = 高い「低性能」というわけですね。アナログ感覚、生のまま音をいじってないよ、というニュアンスを出したかったでしょうね。また、infidelityには「不貞、浮気」の意味もあります。アルバムジャケットは愛人との情事を思わせる写真ですよね。思わず、クスッと笑えてきます。

 では、この曲の歌詞を見てみます。
 まずタイトル、take it on the run(歌詞の*5) ですが、take itは文字通りには「持って行く、手にする」、on the runは「逃走中」の意味です。ここでは、逃げる=僕の元から去っていく で、持って行く=自分のありとあらゆることをすべて精算していけよ、何も置いていくな ということではないでしょうかね。「いいよ、僕のことは忘れて新しい恋に進んで行きなよ、、、」と言いつつ、主人公は彼女のことが忘れられない(=引きずるな、と言いつつ、自分が引きずっている!)というわけです。
 恋愛は、男性の方が引きずるもんですよね。  
 
 歌詞はこちら。
http://www.lyricsmode.com/lyrics/r/reo_speedwagon/take_it_on_the_run.html



///////////////////
去っていく時は引きずっちゃいけないよ


友だちから聞いたよ、
その友だちの友だちから聞いたんだけど、
君は随分前からずっと好き勝手にやっていたんだって。(*1)
他に男がいるって話だね。
週末はいつも遅くまで出歩いているそうじゃない。
そんな話を聞くと、僕は落ち込んでしまうんだ。(*2)

でもそんな噂をする人たちのことはよく知ってる。
話はよくできているけどその分真実かどうかは怪しいよね。(*3)
噂って、どんどん大げさになってくからね。(*4)
でも僕が君に話そうとしているのは、
その噂が本当のことだとは僕は思っていない、ってこと。
もし本当だとしても、このことは覚えておいて。

chorus
去っていく時には、引きずっちゃいけないよ。(*5)
もしそれが君の望む方法なら、
君をそばに置いておくつもりはないよ。
いやいや、そんなこと
ほんの少しだって信じないよ。
君は止むに止まれないというのなら、(*6)
去っていく時には、引きずっちゃいけないよ。


君は他愛もない嘘をいつも考えているよね。(*7)
君の瞳はいつもうっとりした表情をしているよね。(*8)
家に帰るわ、って言うけど、いつ帰るとは言わないんだよね。(*9)
でもその日が来るとは感じられるんだ。
もし君が今夜離れるなら、走り続けるんだよ。
もう二度と振り返っちゃダメだよ。

chorus repeat

友だちから聞いたよ、
その友だちの友だちから聞いたんだけど、
君は随分前からずっと好き勝手にやっていたんだって。

<注釈>
*1 Heard it from a friend who
Heard it from a friend who
Heard it from another you been messin' around
 who以下が長い文章。「それを聞いた友だちから聞いた友だちから聞いたよ」というわけですね。1行目と2行目はただの繰り返しかもしれませんが、要は「出所のはっきりしないうわさ話で聞いたんだ」というニュアンスです。
 mess around:無駄な時間を過ごす、関係する、いちゃいちゃする、などいろんな意味がある俗語表現です。まあここでは、浮気する、ってことでしょう。

*2 They're talkin' about you and it's bringin' me down
 bring ~ down:~を落ち込ませる

*3 And talk is cheap when the story is good
 talkがcheapというのは、嘘っぽい話、ということ。storyはそのトークで語られた話の筋。
 
*4 And the tales grow taller on down the line
 tale:創作話=ここではうわさ話  down the line:完全に、徹底的に、将来において
 うわさ話がどんどん大きくなっているんだよ、ということ。

*5 本文記事参照 

*6 You're under the gun
 under the gun:せっぱつまって

*7 You're thinking up your white lies
 white lies:他愛のない嘘 

*8 You're putting on your bedroom eyes
 bedroom eyes:ベッドに横になっている時の瞳=ちょっと眠たそうな目、または、make loveの時の目、ですね。

*9 You say you're coming home but you won't say when, but I can feel it coming
 itは前文のwhenを指すでしょう。whenの後には you're coming home(いつ家に帰るか)が省略されています。彼女の帰る時(=居なくなる時、僕から去っていく時)が感じられる、もうすぐそうなりそう、ということですね。

Translated by hotel_zihuatanejo