
6ヶ月以上も間があいてしまいました。
夏に書きかけの記事はこの曲ではなかったんですが、再開には大好きなビートルズで始めようかと思い、仕上げました。
夏に書きかけの記事はこの曲ではなかったんですが、再開には大好きなビートルズで始めようかと思い、仕上げました。
ポールの書いた曲の中で、この曲とHey Jude, Golden Slumbers~The Endは特に歌詞が好きな曲であります。(前2曲はすでに記事で紹介しているので、お時間があれば読んでください。
1970年のビートルズの、発売年としてはラストアルバム「レット・イット・ビー」(実際の録音は「アビーロード」の方が後です)の収録曲です。「ゲットバック・セッション」のテイクに、フィル・スペクターがストリングスを加えて発表されました。ポールはそのストリングスアレンジが気に入らなかった、というのは有名な話ですね。どっちがいい、というよりも、どっちのテイク(ストリング無しは「アンソロジー」に入っています)も良いと思うのですが。
この曲はポールが、ビートルズのメンバー間で人間関係がうまく行かなくなったことの心の痛みを歌った、と言われています。「僕がこんなに努力しているのに、何で分かってくれないんだろう、何でうまくいかないのだろう」ということなんでしょう。それを、ストレートな気持ちながらに私的な出来事を語るのでなく、普遍的な(ほのかな)ラブソングにして歌っている所に、ポールの楽曲作りの素晴らしさがあると思っています。私自身、辛いこと、うまくいかないことがあると、この曲を聴いたり口ずさんだりして気持ちを紛らせます。頑張らなきゃ、じゃなく、嘆けばいいさ、泣けばいいさ、と思えるんですね。打てる手をすべて打ったら、後悔することもない、ってわけです。その、さらに達観した形が"Let It Be"になるわけですが、その手前のこの歌詞の時期が一番辛いんですよね。だから大好きなんです、聞きたくなるんです。
1970年のビートルズの、発売年としてはラストアルバム「レット・イット・ビー」(実際の録音は「アビーロード」の方が後です)の収録曲です。「ゲットバック・セッション」のテイクに、フィル・スペクターがストリングスを加えて発表されました。ポールはそのストリングスアレンジが気に入らなかった、というのは有名な話ですね。どっちがいい、というよりも、どっちのテイク(ストリング無しは「アンソロジー」に入っています)も良いと思うのですが。
この曲はポールが、ビートルズのメンバー間で人間関係がうまく行かなくなったことの心の痛みを歌った、と言われています。「僕がこんなに努力しているのに、何で分かってくれないんだろう、何でうまくいかないのだろう」ということなんでしょう。それを、ストレートな気持ちながらに私的な出来事を語るのでなく、普遍的な(ほのかな)ラブソングにして歌っている所に、ポールの楽曲作りの素晴らしさがあると思っています。私自身、辛いこと、うまくいかないことがあると、この曲を聴いたり口ずさんだりして気持ちを紛らせます。頑張らなきゃ、じゃなく、嘆けばいいさ、泣けばいいさ、と思えるんですね。打てる手をすべて打ったら、後悔することもない、ってわけです。その、さらに達観した形が"Let It Be"になるわけですが、その手前のこの歌詞の時期が一番辛いんですよね。だから大好きなんです、聞きたくなるんです。
歌詞の構成も見事です。
要は、lead ( A ) to B 「( Aを )Bに導く、連れていく」が中心。それも1番、2番の歌い出しが、主語に関係代名詞節がつく、長い文。たとえば、1番は(*1)
要は、lead ( A ) to B 「( Aを )Bに導く、連れていく」が中心。それも1番、2番の歌い出しが、主語に関係代名詞節がつく、長い文。たとえば、1番は(*1)
The long and winding road that leads to your door ここまでが主語部分
「あなたのドアまで導く長く曲がりくねった道が」
will never disappear ここが述語動詞
「決して消えることはない」
「あなたのドアまで導く長く曲がりくねった道が」
will never disappear ここが述語動詞
「決して消えることはない」
サビの始めも、うまいリフレインと韻を使っています。(*3)
Many times I've been alone
and many times I've cried
Anyway you'll never know
the many ways I've tried
Many times I've been alone
and many times I've cried
Anyway you'll never know
the many ways I've tried
many timesの繰り返しに、I've criedとI've tried、aloneとknowの韻。そしてなにより、「僕がやってきたたくさんのことを君は知らないよね」って、人間関係がうまくいかない時の本質をついていますよね。分かってくれない、ってことはまさにそういうこと。人がやっていることが見えてこない(これはお互い様と言う点はあるんですが)。
だからこそ、辛い時に聴きたくなる曲なんです。
/////////////////////////////////
君の元に行くには長く曲がりくねった道を進むことになるんだ
君の元に行くには長く曲がりくねった道を進むことになるんだ
君の元へと続いている長く曲がりくねった道は、
永遠に消えてなくなることはない。(*1)
以前にその道は見たことがある。
いつも僕をここへと導くんだ。
僕を君の家のドアまで導いておくれ。
永遠に消えてなくなることはない。(*1)
以前にその道は見たことがある。
いつも僕をここへと導くんだ。
僕を君の家のドアまで導いておくれ。
雨が洗い流したあの荒々しい、風の強い夜は、
あの日に流した涙を水たまりにして残していった。(*2)
どうして僕はここに残されているのだろうか、
僕の進む道を教えておくれ。
あの日に流した涙を水たまりにして残していった。(*2)
どうして僕はここに残されているのだろうか、
僕の進む道を教えておくれ。
何度も僕は独りぼっちになり、何度も泣いた。
君は僕が試した多くの手段を知る由も無いだろう。(*3)
そうやって僕は、またこの長くて曲がりくねった道に連れ戻されることになる。
気味は僕をここにずいぶん昔に置き去りにしたんだよ。
もう僕をここで待たせないでくれ、僕を君の家のドアまで導いておくれ。
君は僕が試した多くの手段を知る由も無いだろう。(*3)
そうやって僕は、またこの長くて曲がりくねった道に連れ戻されることになる。
気味は僕をここにずいぶん昔に置き去りにしたんだよ。
もう僕をここで待たせないでくれ、僕を君の家のドアまで導いておくれ。
でも、そうやって僕は、またこの長くて曲がりくねった道に連れ戻されることになる。
君は僕をここにずいぶん昔に置き去りにしたんだよ。
もう僕をここで待たせないでくれ、僕を君の家のドアまで導いておくれ。
君は僕をここにずいぶん昔に置き去りにしたんだよ。
もう僕をここで待たせないでくれ、僕を君の家のドアまで導いておくれ。
<注釈>
*1 本文記事参照
*2 The wild and windy night that the rain washed away までが主語部
Has left a pool of tears が述語部。
crying for the day はtearsにかかり、
「その日一日流した涙によってできた水たまりを残した」という意味でしょう。
*3 本文記事参照
*1 本文記事参照
*2 The wild and windy night that the rain washed away までが主語部
Has left a pool of tears が述語部。
crying for the day はtearsにかかり、
「その日一日流した涙によってできた水たまりを残した」という意味でしょう。
*3 本文記事参照
Translated by hotel_zihuatanejo