ホワット・ア・フール・ビリーヴス/ドゥービー・ブラザーズ | NudgeNugdeのブログ

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What A Fool Believes / The Doobie Brothers

愚か者が信じること(そんなこと信じてるとはホント愚か者だね)

No.349

 トム・ジョンストンこそドゥービー・ブラザーズ、と信じて疑わなかった私でしたが、マイケル・マクドナルドがイニシアチブを取ってからのドゥービーも悪くないなあ、と思ったのがこの曲でした。明らかに目指す方向は変わったと思えるけど、その変わり方が明確であるならば、新たなバンド、と捉えることも可能なんだな、と感じました。Genesisからピーター・ガブリエルが抜けた後とイメージは重なります。「こんなAORはドゥービーじゃない」と否定するのも感嘆ですが、ウエストコースト・サウンド風であることは確かですしね。
 そんなわけで、新生ドゥービーズとも言えるこの曲、78年発表(事実上は79年扱いになりますが)のアルバムMinute By Minute~のシングルです。ケニー・ロギンスが共作者に名を連ねていて、当時流行のAOR風にまとめられましたが、キャッチーなメロディが印象に残りますね。曲の完成度はかなり高い、名曲だと思います。80年のグラミー賞も獲得しています。

 歌詞は、別れた彼女とヨリを戻そうとする男が、結局はまたフラれてしまうお話。男目線の失恋ソングって、そんなのばかりですよね。未練がましいのはいつの時代も男の方、ということなんでしょうね。タイトル、What a fool believesは、歌詞の中では「愚か者が信じていること」と言う意味なんですが、同時に「そんなこと信じているなんて、やっぱあいつは愚か者だねえ」というニュアンスも込めていますね。
http://widget.lyricsmode.com/i/scroll2.swf?lid=44040&speed=4

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愚か者が信じること
(そんなこと信じてるとはホント愚か者だね)


1
彼は彼女の過去から戻ってきた男。
そんな感傷的な愚か者にはわからないんだな。
彼女の人生で昔あったことを、
もう一度やり直そうとするのは大変だ、ってことは。(*1)

2
彼女は彼の昔話に作り笑いを見せて、(*2)
彼の言いたいことには決して近づこうとはしない。(*3)
悟ったことといえばただ、
実際には起こりえない、ってことさ。(*4)

3
彼女が彼の人生にかかわった時期があったのは確か。
それは彼女に考え直させることは出来なかった。
彼女が謝った時に、(*5)
誰もがハッキリと気付くだろうね、
彼は、彼女が立ち去るのをただ見るだけだと。

4
でも愚か者が解っていること、そう、彼が解っているのは、
理屈で片づけられる力を持っている賢者などいない、ってこと。(*6)
可能性があると思えるのは、
全くないよりはマシだろうけどね、(*7)
可能性が全然ないよりはマシ、てだけのこと。
そして彼はまた戻っていく、、、、

5
そう彼女の過去に戻っていき、
そこで彼は、彼女の人生に自分が確かにいたと信じるんだな。
いつかどこかで、彼女が戻ってくると信じているんだな。

3,4 repeat

<注釈>
*1 Tryin' hard to recreate what had yet to be created once in her life
 彼女の人生の中でかつて作られ(be created)なければならなかったことを、もう一度生み出す(recreate)のは大変な苦労がいる。

*2 She musters a smile
彼女は笑顔を無理やり作る

*3 Never coming near what he wanted to say
  彼の言いたかったこと(=もう一度ヨリを戻そう)に決して近づかない
  →彼の話に決して乗ってこない、無視し続けている、相手にしていない

*4 Only to realize it never really was
 only to do:(結果として)~するだけになる
 悟る(realize)のは、それが本当に決してない(=元の恋人に戻ることはない)ことだけ。

*5 As he rises to her apology
rise to :~の方に立ち上がる(向き合う/顔を向ける)  apology:謝罪

*6 No wise man has the power to reason away
 reason away:理屈で~とわかる、理詰めで理解する
 どんな賢い人だって、(何でもかんでも)理屈で理解して物事を片づける力なんか持っていない。

*7 What seems to be is always better than nothing
better than nothing:全くないよりは良い(マシだ)
 思われること(what seems to be)(=ありそうなこと、可能性があるということ)は、全く可能性がないよりはマシ。つまり、ちょっとの可能性に彼は賭けているんだね、(きっと無理だろうけど)ということ。


Translated by hotel_zihuatanejo