魔法の手②。 | Will~ピーターパンは飛べるんだ~

魔法の手②。



書いては消し、消しては書いてたこの記事。



載せるべきか載せないべきか



正直とても悩みました。



でも、



自分の背中を押すために



記録として残すために



書いておこうと思いました。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー



12月31日の大晦日、




12月17日に受けた検診の結果を受け取りました。



ちらっとだけ見て出かけましたが、



要精密検査。



友人たちと騒いでいた大晦日の夜は



ずっと頭の片隅にありました。



遊び疲れてくたくたになって



頭をからっぽにして眠りたかった。







いろんなことをハッキリさせるのも怖いけど、



精密検査は間違いなく早く受けた方がいい。



癌。



でも、早期発見の可能性もある。



もしかしたら、間違いかもしれないし



良性である可能性もあるかもしれない。



どれだけひろがっているのか



どこの部位にあるのか



すべては精密検査を受けてみなければわかりません。







1月1日、元旦の深夜。



この検査結果を彼に見せたとき、



隣に座る私を彼は



何も言わずに抱き寄せました。



その瞬間、



私は初めて泣きました。



そのときに浮かんだのが、あの『魔法の手。』



悲しかったのか安心したのか



何の涙だったのかはいまだにわかりません。



でも、一度溢れた涙はなかなか止まりませんでした。







その日の夜、



彼は私を優しく抱きしめながら眠ってくれました。



そして、私はまた泣いて



彼は『大丈夫』って言い続け



その夜はなかなか眠れずに泣いてばかりでした。



『ごめんね』と謝る私に



黙って頭を撫でてくれる彼。







彼が眠ってから、



こっそりベッドを抜け出して



顔を洗って誓ったことは



『明日はちゃんと笑って送り出す』







2日の朝、



私はちゃんと笑えてたかな?



目、腫れてたかもしれないな。







病院のお正月休みも終わり



母も原因がわかったので



今度は私の番。



精密検査を受けに行かなくちゃ。



結果次第では、



魔法の手は解放してあげたいな。



彼には幸せでいてほしい。