保育所の頃のこと。家にいる時はよく録画したビデオを観ていた。アンパンマンやドラえもんやサザエさん、ちびまる子ちゃんなどなど…。


だいたいのストーリーは理解できる歳になっていたけど、


よく考えてみても、

実体験とあわせて咀嚼してみても、


どうしてもわからない部分があった。それはこの言葉だ。


「みんなで食べると美味しいね」


誰が言ったか。ジャムおじさんとドラえもんだ。


ジャムおじさんはパン工場の前で小学校(?)のみんなが集まって何かを食べている時に言った。


ドラえもんはチーズキャッチのCMで言っていた。


みんなで食べると美味しい??


味は変わらんだろ??


本当に意味がわからなかったし今でもわからない。「みんなで食べると楽しいね」なら、まぁそうだろうなと理解していたと思う。でもみんなで食べることで美味しくなるなんて話は本当に何度考えてもわからなかった。


大人になった今もわからないけど、大人なりに仮説を立てるとする。


みんなで食べるというわいわいした楽しさによって◯◯ホルモンが分泌され、それによって味覚がどうにかなり、いつもより美味しく感じる。


とかありそうっちゃありそうだけど、わざわざこの現象をピックアップするの??しないよね?


みんなで食べると美味しいねって本当になんすか???


不味いもんは何人で食べても不味いし、美味しいものは当然1人でも美味しい。どっちかっていうと自分は美味しいものは1人で食べたい。人と喋ってるうちに料理がぬるくなったり冷めたりするの嫌だし、人の話聞くことに感覚を使うんじゃなく語感をその美味しいものを感じるために使いたい。


みんなで食べると美味しいね、の謎はしぬまでに解けるのだろうか。