【書評】多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ (角川oneテーマ21) [新書] 成毛眞 | 書評に魔法はない

【書評】多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ (角川oneテーマ21) [新書] 成毛眞


実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ (角川oneテーマ21)/成毛 眞

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前著の大人げない大人に引き続き、
今回もネタの使い回しがほとんどないところがすごい。
ファンなら即買い。
成毛さんの文章が好きな人ならニヤけながら読むことは間違いない。

二章の「古典は他人に任せて、新刊を読もう。」
では成毛さんの天邪鬼ぶりが存分に発揮されている。
古典は、原典の文章が下手、さらに翻訳も下手。
海外の古典は「違訳を通り越して、全く通じない。」
マルクスの資本論については、「主語と述語すら判然としない。」とバッサリ。

「古典を読みなさい。」と説教臭い爺たちに囲まれている
若い人は思わず「クスッ」と笑ってしまうのではないだろうか。

五章の厳選ブックガイドでは、ブログで紹介されていない本も多くて参考になる。