【書評】生命保険のカラクリ (文春新書)/岩瀬 大輔 | 書評に魔法はない

【書評】生命保険のカラクリ (文春新書)/岩瀬 大輔

生命保険のカラクリ (文春新書)/岩瀬 大輔
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P52「会社側の利益が最優先され顧客にとっての利益がまったく無視。」


P62「販売至上主義と顧客軽視によって誰も理解できない複雑な商品を顧客に理解しないまま加入してもらう。」

(1) 社会主義ともいえるような、高コスト非効率、不透明、複雑な業界の生命保険の過去の歴史、
(2) これから生命保険業界がどのようになっていくのか?
(3) どのような保険に入るのが経済的に合理的なのか?
これらに興味がある人はぜひとも読んでいただきたい。

「売りたいものを売りたい値段から、買いたいものを買いたい値段に。」
「知識がどんどんメーカー側から消費者側に」
「情報を持つものが能動的に購買活動を行う。」
筆者の意見に全面的に賛成である。
老獪な生命保険会社にカモにされている人が少なくなり一人でも多くの人が合理的な選択をし、生命保険業界が良くなればいいと思う。