
「でも」
とへそ曲がりのわしは頭の中でほざく捨て台詞を忘れはしなかったが。
「B-2 Unitでは、アンタが云う程音楽を解体出来得ては居なかったケドネ。」

「どーやったら、こんなスゴイ人達とオ仕事一緒に出来るワケ?」
とこれまた仰天。サウンドはもちろん、このテの音を指向する人達には「最高」の出来。
何処がいいのか、特に挙げるならば、『これぞヘタウマの真髄』と云へる、シューカイのベース・プレイだらうか。こんなベースを弾けるのはもちろんシューカイしか居ないだらう。
ベースを上手くなろうとシューカイが練習していると、同じくCANのギタリスト:ミカエル・カロリがやってきて、
「なんで上手くなりたいの?今のママでいいじゃん。カッコイイじゃん。」
と云ってくれなかったら、こんな素晴らしいベース・ラインは聴く事が出来なかったらう。
Holger Czukay。情報がない頃はどう読むかわからず、“ホルゲル・クズケイ”と読んでいた。Jaki Liebezeitはかろうじてリーベツァイトと読んでいた。“Liebe”は“愛”、“Zeit”は“時”。時を愛する。いい名前つけてるなあ。本名ぢゃないよね?
PHEW/PHEW

B‐2 UNIT/坂本龍一

ユー(K2HD/紙ジャケット仕様)/ゴング

エーゲ・バミヤージ(紙ジャケット仕様)/カン
