先日『桜金造 背筋の凍る話』というコミックを読んでいて驚いた。
河原達弘さんの漫画による「別れた理由」という短編の中でなんとGONGの「FLYING TEAPOT」を発見してしまったのだ。Radio Gnome Invisible第一弾の名作である。しかもフランス・オリジナル・ジャケットである!
 これは桜金造さんが実際にゴングのファンだったのか、はたまた河原達弘さんの思い入れによるものなのかは全く不明であるが、いやあ、いらっしゃるところにはいらっしゃるもんなんですね。
 ちなみに、漫画家の河原達弘さん。コンビニでお手頃価格で売られている稲川淳二さんなどのホラー・コミックによく書いている方で、異常にデフォルメされた場景描写が個性的で、気色悪い漫画を書かせたらピカイチな人です。しかも、ほとんどの漫画家がろくにデッサンも出来ていない人ばかりな中(ホントレベルの低い絵が多い)、好き嫌いはともかく、人物の動きまでしっかり描いている河原達弘さんの漫画は安心して恐怖にのめり込めます。

KizouGong
リイド社 SP Pocket コミック『桜金造 背筋の凍る話』より
FlyingTeapot
東宝レコード YX-7024 『フライング・ティーポット』