冬晴れで仄かに暖かい木曜日、布団を干しているとダックの住むマンションの前の道から手を振る輩が。無視していると大声で「ダック!」と叫んでいる。よく見ると某牛タン屋の店長である友人の“諸星タン”だ。1年以上、会っておらず久しぶりっこ。お昼ご飯を一緒にと言うのでダック邸から一番近いお蕎麦屋さんへ。という事で今日は「角屋の鴨南蛮そば&大盛りそば」です。

 

コーナーの席に座り、ダックは冬の定番「鴨南蛮そば」(850円)、諸星タンは「大盛り蕎麦」(600円+200円)を注文。お蕎麦を待つ間に世間話、内容が我が主君で“かつ丼インフルエンサー”の増子保志先生の話題になり、ダックが経費削減のことを話すと諸星タンが「そう言えば、うちの親戚のソフィー(洗剤ではありません)に増子先生からコンタクトがあったらしいよ」と。牛タン屋の店長は仮の姿で本当はN77星雲からのアンバサダーである諸星タン。聞けば増子先生との関係は、先生の小学生時代に先生が「ヘレトラマン」という学校放送の脚本を書いてからの付き合いらしい(脚本の話は本当)。同級生たちは貴重なお昼休みにくだらないお話を聞かされ以来、先生は級友達から一目どころか百目以上おかれる存在(無視されて)となり、現在のあの歪んだ性格を形成するに至ったらしい。

 

「コンタクトってどういう内容だったのだろう?」とダックが問うと諸星、「ソフィーが言うには、経費削減の為に手下衆をリストラし、時に応じて出現させることが可能な“カプセル手下”を手配できないかという相談だったらしい」「“カプセル手下”?何だそれ?」「“カブセル手下”なら常時いなくてもいいから、固定費がかからないと考えたらしいよ」。う~ん、先生そこまで危機的な財務状況なのか。水面下でその様な計画が進んでいるとは。「で、どうなったの?」「うん、取り敢えずカプセルといえば僕の兄の諸星ダンじゃん、所有する3つの怪獣を人間化して渡したらしいよ」そういえば先日、先生のお屋敷に伺った時に見知らぬ3人の男がいたけれどあれか!「確か“アキラ”“三階級”“永利タム”という名前だったはず」う~ん先生、ダックは一言も聞いていないぞ。まさかリストラ対象にされるのでは?と慄いているとお蕎麦が配膳されます(実は配膳されるまでに20分程経過、のんびりとしたお店だからね)。

 

「鴨南蛮そば」はお蕎麦+ナルト+さやえんどう+葱+鴨肉の構成で彩鮮やか。

麺は程よく茹り、副菜は美味しい。鴨肉は冷凍していたのを解凍して出しました感があり硬めですがこの値段では妥当でしょう。出汁の良く効いたつゆは飲みやすく結局全部飲み。

 

「大盛り蕎麦」は、手打ちの新蕎麦で美味しい。つけ汁の味が良いのでスルスル入ります。軽くもう一枚はイケそうな感じです。蕎麦湯を頂いてほっと一息。

 

 

おまけ:モロボシダン(ウルトラセブン)所有のカプセル怪獣2体、ウインダム&ミクラス(もう1体のアギラはお出掛け中)

 

いやぁ~でもダック、正月早々くだらない夢を見たんだね。馬鹿馬鹿しくて楽しい話面白かったよと諸星タン。う~ん、でもあまりにも現実的過ぎてヤバくね?

何気に正夢にならぬことを祈るダックなのでありました。

 

角屋:埼玉県朝霞市朝志ヶ丘2-13-3