お隣の国でイロイロあるようで
ライブドアショックなんか無かったかのように、連日騰がり続ける日経平均。
ま、実体が前回書いたような理由だったので市場は一過性のものと判断したんでしょう。
で、とりあえず日本市場は順調になって特に面白いことも無く、私もホールドのポジションでいるだけなので
特に話題も無いのですが、なにやら面白い、いや、結構ヤバイ状態なのがお隣の韓国市場。
日本市場の好況に引っ張られてココまでグーンと伸びてたのですが、
(伸び率だけなら、すでに円熟してる日本市場よりも上)
この間のLDショックの日本の爆下げがきっかけでアチラも大暴落。
日本が持ち直した後もあまり戻りません;(上がってはいるのだが)
まあ、要するに実体以上に上がってたと市場に判断されたわけですが、動きとしては別に想定内。
いずれ下がるのが早く急激になっただけのこと。
それよりもコレ以前から別の場所で静かにヤバイ動きがありました。
それが、ドル・ウォンの為替相場。
最近、異常なウォン高が進んでいます。
韓国の経済が強くなってこれから伸びると思われてウォンが買われている
・・・だったら良いことなんですが、明らかに不自然な買いの入り方。
実は現在、ドル・ウォンレートには強力な投機筋が介入してるといわれています。
以前、アジア通貨危機なんかを引き起こしたヘッジファンド、禿鷹ファンド等という集団を覚えてらっしゃる方
もいるかと思いますが、おそらくソレ系と見ていいでしょう。
韓国は相当の部分を輸出に頼っているので、ウォンが高くなりすぎると外国での値段が高くなり
品物が売れなくなります。
そこで韓国は市場に介入してウォンの価値を戻す。
ソレを察知したときに投機筋はすかさず一緒になってウォンを売る。
買ったときとの差額が投機筋の儲け。
戻ったところを再びウォン買い攻勢。
また市場介入 ・・・以下繰り返し。
投機筋はこうして利益が重なっていくわけですが、逆に介入した韓銀のほうは一度売ったウォンを
買い戻すことができません。(自分で上げちゃうから)
つまり投機筋は同じやり方を繰り返すことによって、国家そのものから金を吸い上げることが
できてしまうわけです。
相手は国家。紙幣を発行することが出来るから強い、などと思うのは経済を分っていない浅はかな考え。
対抗するために紙幣の増刷を繰り返したら、当然お金の価値はどんどん下がり
強烈なインフレが発生するわけで、財源の確保も無しに出来る手段ではないのです。
国家経済崩壊へ一直線。むしろ投機筋はそこまでやるでしょう。
このやり口はおそらく、ジョージ・ソロスが英国に対して仕掛けたのが最初かと
思いますが、実は今まで何回か各国の通貨が標的になったことがありました。
アジア通貨危機はまさにタイのバーツが標的になって起きた結果です。
これを撃退できたのは米国と日本だけ。つまり世界最強クラスの経済力がなければ対抗できないほどの
ヤバイ代物なわけです
うーん、このままだと第2のアジア通貨危機が韓国発で起こりそうな予感。
予感というか、もう必然かもしれんですわ。
私もしばらく注視しておかねばな・・・(・∀・;)
あ、レイアウトを変えました。やっぱ狭いよりも広いほうが見やすいですからなw