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犬のパルボウイルスについて語る、その2
今回はその1に引き続き
なぜ「若い犬」にリスクがたかいのか
そして予防策について書いてあります
少しでも多くの人が
パルボウイルスについての理解を深めることができたらと
思っています
若い犬ほど被害が多い理由
若い犬・幼犬は免疫力が未発達です。感染リスクが高まるため、早期のワクチン接種と適切な環境管理が必要不可欠です。
免疫力の未発達
若い犬生まれて間もなく、免疫システムが完全にできておらず、未発達の状態です。パルボウイルスは特に消化器系、腸管に影響を与えるため、免疫システムの未熟な若い犬は、ウイルスに対抗するための十分な抵抗力・対抗を持っていないことがほとんどです。この理由により、感染が進行しやすく、症状が重篤になりやすい傾向があります。
社会化不足
若い犬が十分な社会化経験をしない場合、免疫力の発達に悪影響を与えます。パルボウイルスだけでなく、感染に対する防御能力や、前項でも述べた免疫力の発達を低下させる可能性があります。社会化不足を解消するために、日頃から他の犬との接触や触れ合いがとても大切です。
パルボウイルス予防策
ワクチン接種
生後6~12週間で母親からの移行抗体が失われ、感染しやすい状態になるので、この時期にワクチン接種を行うことで、パルボウイルスへの交代を作っておくことが重要です。(ワクチン接種をしていない子犬を、その他のたくさんの犬が集まるところへ連れて行くのは控えておきましょう。)
パルボウイルスに感染した場合、基本的には犬が犬自身の免疫システムによりウイルスを排除することで、回復の一途をたどります。しかし、体力が落ちている、免疫力が低下しているときなど、治療をしても命を落としてしまうケースもあります。
ワクチン接種に関しては様々な意見があります。
1年に1回という「流れ」から毎年ワクチンを受けるケースもあれば、世界小動物獣医師会(WSAVA)は2007年以降、3種のウイルス対策(犬ジステンパーウイルス、犬アデノウイルス、犬パルボウイルス)に対するワクチンを全ての犬が摂取するべきであるとし、「コアワクチン」と規定してる。
1歳になるまでに、適切なワクチンを接種してきた犬に対し、確かな免疫を備えているため、ワクチンの再接種には3年またはそれ以上の間隔をあけて摂取するようにとのガイドラインも出ています。
ワクチン接種がパルボウイルス予防において、大切であることは事実です。
どの頻度でワクチンを摂取したいか、摂取すべきか、かかりつけの獣医師としっかり話をしてみるのもいいでしょう。
生活環境・衛生管理面において
パルボウイルスの予防には、犬における生活環境を清潔に保ち、しっかりとした衛生管理が必要です。定期的に掃除をし、排泄物などがあったら消毒を施し、ウイルスの拡散を防ぎましょう。
その3へ続く