8月10日(土)、午後6時から今夏最初のジュニアたちの合同練習が始まりました。
この日の練習は午後9時過ぎまで、夏の期間は涼しい夜間練習。
練習の合間に、先月のシングルス選手権で関東近県から参加したベテランぺタンカーたちに次々と勝利し、見事に準優勝という成果をあげた高野未来くんに10問10答インタビュー。
その一部をここではご紹介いたします。
なお、詳しくは8月14日にアップ予定の県ブログをご覧ください。
以下、インタビューの一部です。
Q⑤いよいよ決勝戦。どんなことが印象に残っていますか?
A⑤東京の水本選手のポルテやダイレクトカロティールなど、ハイレベルな技術でした。
特に印象的なのはたとえビュットから1m離れたボールでもティールしていく考え方です。
未来くんが感じた、「たとえビュットから1m離れたボールでもティールしていく」思考。
ここにペタンクに関する本質のひとつがあるのかもしれません。
相手チームのボールがビュットにどこまで寄ったら、ティールを狙うのか?
「まだ寄るから、こっちも寄せでいこう」おそらくこの考えが一般的なものかと思われます。
その結果、ビュットの周辺は敵味方のボールが入り乱れて・・・という展開・・・ありがちですね。ミリを競い合う寄せ競争・・・それはそれで、ペタンクの楽しみ方です。
あるいは、極端にいえば「ビュットとボールの間がちょうどボール一個分程度になったら撃つから」というティーラー側の考えというか・・・言い分。
表現を変えれば「その距離ならボールでもビュットでも、どちらかにはなんとか当たるだろう」という計算。
ボール一個分とは7㎝~8㎝、まぁビュット10㎝以内になったらラッフルティール敢行作戦。
ところがレベルが向上してくるほどに、この思考は変わってきます。
ビュットに近づいたボールはたとえ1m距離であってもティールし、ダイレクトカロ狙い。
あるいはビュット手前1mの相手ボールをスピンの効いたティールで撃ち、結果、撃ったボールがゆるゆると移動して、ビュットにビブロン、そういうティールを目指す、そういうダイレクトカロを狙いたい、そのための技術アップに励みたい、となります。
それこそ極論となりますが、相手が寄せたら、たとえ1mの距離でも、撃ってカロ、また寄せればまた撃ってカロ、この繰り返しのなかで最終的には後攻チームが6点奪取という展開は、競技ペタンクの理想でしょう。そのためにはポアントゥール担当でさえもティール技術が必要に。
あくまでも理論上のものではありますが、ペタンクの本質はカーリングと同じで、後攻有利となる競技。勝ちのメーヌは大量得点、負けのメーヌは最後に相手に入れられても1失点の計算で。
ペタンクとカーリングの共通性に関しては「いまドキッ埼玉」の番組内でも説明がありました。
練習に励むジュニアたち。
画面右が砂利テランですが、総じてジュニアたちはコロガシの寄せよりも、砂利テランでのスピンの効いたポルテでの寄せを基本に練習しています。
いかに巧みにボールにスピンをかけ、ボールを高く上げて寄せるポルテの技、これも課題。
「ペタンク日本一のまちへ」・・・ジュニアたちの今後の成長が楽しみです。