第30条 ボールまたはビュットへの付着物
「ボールまたはビュットに付着したものは、得点の計測を行う前に取り除かなければならない」
解説文の最初に「ボールについた付着物は、投球の前に取り除かなければなりません」とありますが、これはむしろ16条5項の内容。
この30条で言っているのは「得点の計測を行う前に」なんですね。
通常は、このケースでは選手がマーキングしていったんボールまたはビュットをピックアップして泥等をふき取りというカタチでなく、いきなりどちらが近いかを計測することが多いかと。
しかしながら、これをやってしまうと、警告対象になります。
従って、審判を呼んで、泥をふき取る作業をやってもらうという流れがいいかもしれません。
第31条 抗議
「すべての抗議は、審判員に対して行われなければならない」・・・これに尽きます。
チーム間でのダイレクトな言い合いは、とかくトラブルのもと。
たとえばサークルを踏んで投げる傾向のある選手が相手チームにいたら、巡回している審判員を
呼んで、現在進行形で審判員に判定してもらうなど。
以上、「得点と計測編」がこれで終了しました。
次の32条からは、最後の「規律編」となります。
また機会がありましたら、掲載したいと思います。