ネットへの投稿をめぐっては、約2年前にも、アイスクリームの冷凍ケースに入ったコンビニのアルバイト店員の画像などが大きな問題になった。コンビニ側は謝罪し、店員は解雇。別の飲食店の店員らによる悪ふざけ写真も多く見つかった。
なぜこういった投稿が後を絶たないのか。
博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平リーダー(37)は、「昔から不謹慎な悪ふざけをする人は一定程度いる。それを拡散するネットが普及したため、これまで見えなかったものがより過激になって、可視化している」と分析する。
近年、ネットで話題になる投稿をして広告収入を得る人は「ユーチューバー」と呼ばれ、注目を集めている。また原田リーダーによると、携帯電話を持ち始めるのは中学3年ぐらいが多く、ほぼ同時にツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の世界に入り、ネットの交友関係やネットで注目されることの価値が高くなっているという。
少年もある動画の中で、ユーチューブのトップページに躍り出た自分の動画を示し「日本一になった証ですよ、これは。日本一はおれに譲ってもらいます」「いろんなところで私のニュースやってますね」と感情を高ぶらせていた。
「今の若者は、SNSのフォロワーや、『いいね!』の数を競い合う。数を増やすためには注目のコンテンツを投稿することが必要だ。そのために過激な表現を選んでしまうのではないか」と原田リーダーは分析する。
日本人殺害脅迫事件を揶揄する投稿では、日本のネットユーザーから「不謹慎」「平和ボケ」などの批判も寄せられていた。安易な投稿が犯罪に手を染めることのみならず、人の生命に影響を及ぼす可能性もある。ユーチューバーの倫理観が問われている。