経営 コンサルタント 金子男也です。
先日、京都で蛍をみました。
大都市なのに街中の川に飛んでいます。
約1000年前に清少納言が枕草子で
「夏は夜。月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍飛びちがひたる。」
と詠んでいますが、
同じ風景を観ているのかと思うと、
しみじみと、
変わらない京都の「不易」を感じます。
ゲンジ蛍はほとんどを水の中で過ごした後、
成虫として光りながら飛ぶのは10日ほどだそうです。
一生のうちで6回脱皮を繰り返し、
役割を終えて、子孫にバトンタッチします。
その時々に合わせて、
蛻変(ぜいへん)していく生態を想像すると、
「流行」を感じます。
「不易流行」を辞書で引くと、
”いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、
新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。
また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが
不易の本質であること。”
とあります。
蛍は儚いですが、蛻変(ぜいへん)するからこそ、
清少納言がみた風景を約1000年後の今日も
再現できるのでしょう。
経営も同じように感じます。
「不易流行」。
今後、社会の構造が変化して、経営の難易度が更に上がります。
しかし、ピンチはチャンス。
経営をバージョンアップして、時流適応すれば、
適者生存の法則で明るい未来が待っています。
御社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
ご愛読、感謝です。