セミントラは、
有効成分のテルミサルタンの働きより、
腎臓にかかる血圧を下げることで腎臓の負担を軽減し、
それによりたんぱく尿の漏出を抑制します。
2014年の発売開始から、
徐々に服用する猫ちゃんも増えました。
発売開始からそれほど経っていないため、
副作用の情報が少ないのも事実です。
でも、ほかの治療薬に比べれば重篤な副作用の出現は少ないといえます。
そのあたり、新しいお薬はペットの副作用に関しても、
いろいろ配慮されていると思います。
それだけ、ペットを飼う人口が増えている・・・ということですね。
喜ばしい限りです。
以前は、犬は飼っても猫を飼う人は少なくて、
キャットフードも種類もあまりありませんでした。
いえ、キャットフード自体もあまりなかったように思います。
ごはんに鰹節をかけたもの・・・
いわゆる「ねこまんま」が猫の主食だったような？
そのころに比べると、
本当に今は恵まれています。
腎不全にかかっても、
数年は寿命が延びる・・・
たかが2～3年ですが、
飼い主にとっては、
されど2～3年です。
猫ちゃんにとっては、
もっと長い歳月になると思います。
猫の1年は人間の4～5年ですからね。
愛する猫との暮らしが、
あと少しだけでも伸びるのは、
本当にかけがえのないことですから。
話は元に戻りますが、
セミントラなどのお薬があれば、
皮下補液や点滴で通院する手間もない(実際は通院するかもしれません)
対処療法ではなく治療薬に近いお薬です。
さて、その数少ない副作用ですが、
やはり嘔吐・下痢などが起こるようです。
何度か与えるうちに、
これらの症状が消える場合と、
そうでない場合があります。
いつまでも続くようであれば、
他のお薬に変えるしかありませんね。
初めて与えるときは、
基準量の半分から始めましょう。
そもそも慢性腎不全になっている猫に与えるんですから、
慎重すぎる・・・くらいの気持ちが必要です。
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