録りためた日曜美術館のレビューです。
今回は、去年6月に亡くなられた
洋画家の野見山暁治さんについて。

私は知らなかったのですが、
メトロ銀座線の青山一丁目駅にある
ステンドグラスは野見山さんの作品だそうです。
青山一丁目駅といえば、
国立新美術館のすぐ先じゃないですか!
今度東京行った時は見に行ってみよう💓

それはさておき、この作品は
野見山さんの絵を基にステンドグラスを
制作しているのですが、
そのガラスの上からさらに野見山さんが
筆で絵の具を入れて完成させています。

番組の中で、野見山さんは
「ステンドグラスのように
境目がはっきりしたものは油絵では描けない。
(ステンドグラスは)寸分の譲り合いもなく、
どこかで混じり合ってるなんていう
いい加減さがないから、
とてもきれいだなと思うわけよ。」
と話しながらも、ガラスとガラスの境目に
絵の具を入れていました。

野見山さんは戦争体験者であり、また
長野県上田市にある「無言館」という
戦没画学生慰霊美術館の設立に尽力した
バックグラウンドがあります。
(「無言館」も過去回で放送されたのですが、
私がレビュー書いてなかったです😭)

野見山さんの言動の裏に、
白黒ハッキリしたものや濁りないもの、
合理的、効率的なものへの美しさを
肯定しつつも、
曖昧なものやいい加減さの中に
人間の幸福感にかかる本当の美しさを
見出し、それを伝えようとしている
「願い、祈り」に近いものを感じました。

「人間、そんな単純なもんじゃない」と。
また、
「混じり合っていないものは美しいが、危険」
というメッセージにもとれました。

でも、平和的に混じり合うことって
めちゃくちゃエネルギー使うんで、
避けたくなる気持ちもありますが、
それから逃げたりラクしたりしたら
ロクな結果にならないことを
野見山さんは人生をかけて理解したのかも。

ちなみに、
このステンドグラス作品の名前は
「みんな友だち」です。
野見山さんの願いがひとつに
ギュッと詰まっている作品です。
ぜひ本物を見て、作品が放つ
野見山さんの思いを肌で感じたいですね。

生前、「アトリエを個人美術館にしても
人が何度も足を運ぶわけじゃないから、
やめときなさい」と、
全国の美術館に絵を寄贈していく
「絵じまい」を行っていた野見山さん。

その反面、
100歳になってようやく
「僕もおじいちゃんになりました」と
手紙に書いていたというエピソードが
あるくらい、最後まで
気持ちを若く保って過ごしていたようです。

放送を観て、

考え方や生き方にすごく好感がもてました。

また、「絵じまい」のおかげで

野見山さんの作品に出会える機会が

増えたことを嬉しく思います。

たくさんの人に作品に触れて欲しいですね。




ここからは

フレンチトーストの研究経過のご報告?です。


今回は牛乳の量を気持ち少なめで挑戦。

パンの繊維感はかなり残っていましたが、

やっぱり好みとしては

パン感は残ってる方が好きですね。


繊維感残ってるといえども、

食感はやわやわです。

でも、もう少しプリン感が欲しいので

次は牛乳の量をもう少しだけ増やしてみるかな。


あと、ひっくり返すときにお砂糖を

敷いて表面をカリカリにした方が私は好みかも。

焼き加減は最初は中火で表面を固めて、

その後は蓋して弱火で片面5〜7分は焼くと良い感じです。


できあがったら蜂蜜をかけていますが、

メープルシロップのほうが粘度が無い分、

パンに浸み込んで美味しいと思います。

(でも、メープルシロップまでは買わないだろうなー笑)

まだ試作を重ねないとダメだなー😅