今日の放送では、
4月から司会を務める坂本美雨さんが
アートが楽しめる3箇所を巡りました。

まずは
私の大好きな彫刻家、朝倉文夫氏の
住居兼アトリエである朝倉彫塑館。

2019年に訪れた際のブログ↓

小村寿太郎像の下がどうなってるか、
いつも気になってましたが、
地下の空間が見れたのはさすがテレビ✨
普段見られないところが見られるのは
良いですね。






猫好きな美雨さん、
猫の作品にめっちゃ食いついてましたね。
朝倉氏が描いた猫スケッチが出ましたが、
あれだけシンプルな線で
ざっくり描いているのに
猫の可愛らしい仕草や柔らかい肢体の
本質を捉えていて、
改めてプロはすごいなと感じました。

美雨さんが
「朝倉さんに会いたかった」と
言っていましたが、
私も会ってみたかったです。
あの素敵なセンスはどこから来ているのか
本人と接して感じとってみたかった。

朝倉彫塑館は一度行ったら
その後もまた行きたくなる美術館です。
実際に何度も行ってますが、
なぜか飽きないんですよね。
住居だからか、あの場所に身を置くと、
ホッとするというか、幸せを感じるというか。
近所にあったら、
癒しを求めてもっと行ってますね笑

次に美雨さんが訪れたのが、
箱根のポーラ美術館の森の遊歩道でした。
坂東優さんの彫刻「生と生」が森の中に
あるのですが、
そこに美雨さんが座った風景がすごく
良くて、この作品は自然と人がいて
初めて完成するのでは?と思ったくらいです。

彫刻が2つ寄り添う形で置いてあるので
「生と生」というタイトルを付けている
のだと思うのですが、
作品だけで完結するのではなく、
周りを囲む植物や鑑賞する人も含めて
「生と生」という作品になっている
ように見えました。

他にも、ポーラ美術館の企画展では
古い蓄音機が展示されており、
特別にレコードをかけてもらっている
シーンで美雨さんが
「当時と同じ音が聴けて、すごい!」と
言っていましたが、確かに同じ音だけど
当時の人に聴こえてた音とは違うかな
と思いました。

当時の最先端の曲。
だけど、今聴いたら昔の渋い曲。
同じ音でも
時代の空気感の影響がないから、
そんな風に聴こえてしまいますが、
でも、それはそれで現代でしか聴けない音。
同じ音だけど、違う音。
リアルタイムで聴いてたらまた感じ方が
違うんでしょうね。

逆に、女性画家が少女を描いた絵を
鑑賞しているときに、美雨さんが
自身の娘さんと絵の少女を重ねて
「母としての優しい目線を感じる」
「時空を超えて通じ合えるものがある」
と話していたのが印象的でした。

アートは
時空を超えて人間の普遍的なもの、
本質的なものを伝えてくれるし、
蓄音機で聴く音楽のように、
時代背景や個人のもつ環境、状態に
よってさまざまな捉え方ができるのも
おもしろいところです。

最後は、江の浦測候所でした。
ここも素敵なところですよね。
いつか行ってみたい!
前に日曜美術館で放送回があったのですが、
そのときにブログを書いてなかったのか、
過去記事がなかったです。。。。

江の浦測候所は自然と人の文化の
つながりをアートとして鑑賞する
場所だと思います。
館長で写真家の杉本博司さんのこだわりが
たくさん詰まっていて、気になります。