アカプルコ | 再びぺセロな日々

アカプルコ

再びぺセロな日々


アカプルコに行くのはこれで何度目だろうか。

はっきりとは覚えていないが、もう10回以上は来ている。


メキシコは数多くの魅力的なビーチリゾートを有するが、

その中でも群を抜いて素晴らしいのがアカプルコではないかと

思う。


もちろん、はじめからそんな思いを持っていたわけではない。

10年前、まだ僕がバックパッカーだった頃、旧市街に宿泊し、

汚い海、しつこい物売り、けたたましい音を奏でるディスコ等に

失望した覚えがある。


それから数年後、僕はメキシコで働くことになる。

そして、何度か足を運ぶうちに、だんだんアカプルコの魅力に

取り付かれていくようになる。



確かに海は汚いかもしれない。でも、アカプルコの太陽は

決して裏切らない。晴れていないアカプルコを僕はまだ

見たことがない。



美しいビーチと海を有するカンクンには、仕事も含めて

もう20回以上は行ったけれど、残念ながらカンクンには

失望することも多々ある。いつも吹いている強い風と波、

信じられないくらい高い物価、そして曇りの日が意外に

多いこと。


もちろん天気のことだから何もいえないけれど、

カンクンにいって曇っていたら、綺麗なビーチも、海も

意味がない。カンクンである必要がない。


もちろんカンクンにはカンクンの良さがある。


でも、せっかく行くのであれば、晴れていないとビーチ

リゾートでは意味がない。

僕のメキシコ生活の中で、今まで決して裏切ることが

なかったのが、アカプルコなのだ。



アカプルコといってもいろいろなエリアがある。

旧市街と新市街、そして新興高級リゾートのディアマンテ、

東側には別荘地のピエ・デ・ラ・クエスタもある。


賑やかさを求めるのであれば新市街、庶民的な(バック

パッカー的な)旅行をするのであれば旧市街を、

静かにのんびりしたいのであれば、ディアマンテか、

ピエ・デ・ラ・クエスタ。


前者は高級リゾート、後者はどちらかというとまだまだ素朴。



のんびりしたいのであれば、ピエ・デ・ラ・クエスタの方が良い。

実は、今回はここに行ってきた。


再びぺセロな日々


お酒を飲みながら、本を読んだり、音楽を聴いたり、

それにあきたらプールに入ればよい。3日間もあるのなら

ギターを弾いてもいい。

瞑想したり、ただただ海に沈む夕陽や鳥を眺めているだけ

でもいい。


夜は魚料理をたべて、やはり酒を飲めばいい。



物価も安いし、食事と酒を除けば、ここではお金はほとんどかからない。



再びぺセロな日々

お金をけちるわけではない、ただ、お金を払う必要がないだけ。

だって、ここには、心と身体の休まる全てがあるのだから。


それはアカプルコの太陽の魅力によるものだと思う。