新木は後藤が住むアパートの管理人から鍵を借り部屋に入った
令状も無く新木の独断で後藤の部屋に入るのだから
下手に部屋を探る訳にもいかず
ただ部屋を見回して何か事件に関わるものが無いか眼で調べた
「思いのほか結構部屋は綺麗なんだなぁ」
新木は普通男の一人暮らしなんて
そこら辺にゴミが散らばっており洗濯物も投げ捨ててある物と思い少し歓心した
しかし部屋を物色出来ないとさすがに事件と結びつけるきっかけをつかめず
諦めかけ玄関に向かうと新木は泥で汚れた一足の靴に眼をやった
「なんで左足の靴だけこんな汚れてるんだ?」
新木は少し考えてから何かを探すかのように部屋に戻った
その探してた物は部屋の隅に丸まって置いてあった
「ちゃんと干してないからまだ濡れてるな」
新木が手にしているのは後藤が着ていたフードJKとパンツだった
濡れたJKとパンツを何かないかと探りながらJKのポケットに手を入れた
「ん?なんだこの色?」
JKのポケットの中が何かで染みになっている
それを雨で濡れた事でにじみ新木の手にうっすらと付いたのだ
臭いを嗅いでもわからずポケットの中を裏返しにして
染みている部分を指でこすり付ける
「なにやら赤っぽいな…」
また新木はその指を嗅ぐ
すると突然新木は署に連絡をしてJKを鑑識にまわすように指示をして
自分は憲子が刺された事故現場に向かっていった
証拠を確かめる為に