暗い夜道を歩いている。街灯も無く辺りは真っ暗だ
一人で歩くには寂しくタバコに火を点け気持ちをまぎわらす
毎日歩いている道だ 暗くてもどの辺が段差になっているかとか水溜りがあるとか大体わかる
それでも先は闇のように暗い
時折背後に気配を感じ振り返る事がある
気のせいだとわかっていてもいつも振り返ってしまう
いつも通る交差点を渡る前にいつも脳裏を過ぎる
横から突然何かが飛び出して来ないか?
自分がこのまま進めばぶつかってしまうんじゃないか?
自分は一旦止まった方がいいのか?
見えない角度は自分を不安にさせる
偶然を誘発させるには何も考えないで進めば高い確率で事故を起こす
今日は当たるか?
今日は少しあぶなかった
明日はどうだろう?
そんな事を繰り返してもう何年になる?
今日もいつも通り暗い道を歩く
携帯が鳴っている めずらしい誰からだろう?
懐かしい相手からかかってきた
懐かしさのあまり少しテンションが上がり会話もはずむ
会話に夢中で横に気配を感じたときはもう遅かった
偶然は無意識から誘発されるのか…