前回の

 

の記事では、旦那様が警察官の礼服を、ブログ主だった奥様がお祖母様から受け継いだ大振袖をお召しになる為に、お2人で協力してそれを認めてくれる神社とレストランを見つけた話をしました。

 

今回はとある仏師の男性(以下B男様)が伝統的な時代衣装を纏って結婚式をされた話を記載します。

 

仏師と呼ばれる仏像を専門に制作される職人様の正装は、男性の場合、こちらの記事で記載をした白の時代装束と黒い烏帽子を被られるのが、正式なものだそうです。

 

仏師のB男様は、当時婚約者だった奥様も白無垢で和婚を希望されていた為か挙式会場となるお寺は直ぐに決まったそうですが、披露宴会場候補となったレストラン側から披露宴を拒否されたとの事でした。

 

前回のA子様ご夫妻の場合とはある意味で逆パターンと言えるかもしれません。

 

披露宴会場も挙式会場となるお寺からほど近い場所の港区麻布周辺を希望されており、B男様の奥様の従姉さんも披露宴をされたというとあるフレンチレストランに白羽の矢が当たりました。

 

そのフレンチレストランは、同じ敷地内に教会(と言ってもほぼブライダル専用施設と化していた)と、もう1店舗少人数専用のレストランがあり、B男様夫妻は招待予定のゲスト数から広い方のレストランへ見学に行かれたのですが、ブライダルデスク担当者からは以下の様な事を言われたそうです。

 

「当レストランは、敷地内併設の教会で挙式をされた方専用の施設でございます。それ以外の挙式会場で挙式をされる方のパーティは承る事ができません。大手ウエディング情報専門サイトでもそうした口コミがある筈ですが・・・」

 

あまりにもしれっと上記のコメントをそのブライダルデスクの担当者が言った為、B男様と当時婚約者の奥様は、

 

「「だったらその事をそちら(そのレストランと教会)の公式HPのトップに判りやすく書いておくべきですよね?ムキームキー書いてあったら、わざわざお寺で衣装を持ち込んで和婚をする僕(私)達は、最初からお邪魔などしてませんからむかっむかっ」」

 

お2人はその様に仰ってレストランを後にしたそうですが、それから数日間は怒り心頭だったようです。

そうは言っても結婚式の日は刻一刻と迫っていた為、気を取り直しても肝心の披露宴会場探しを一から再開されました。

 

B男様は既婚のご友人にも相談をされた結果、その卒花婿のご友人から・・・

「料理の値段が同じ位の店なら、もっと良い所がある。そこは何でも持込が自由にできるらしいし、持ち込み料も取らないって。しかも何でも相談に乗ってくれて親切だった。ゲストの体調の関係でホテルでやったけど、最後まで候補から外せなかった惜しい会場だったよ。断ったのが本当に申し訳なかったな。」

 

そう言われたため、B男様ご夫妻はそのレストラン様のウエディングフェアへ早速申し込まれました。

 

そのレストラン様は六本木・神谷町周辺のフレンチレストランで、周辺の教会や神社で挙式をされるご夫婦の挙式後披露宴をお手伝いされる事も多く、それなりに有名なレストラン様だそうです。

それゆえに人気店の様で、B男様ご夫妻以外に複数のカップルが来ていたそうですが、その時のプランナーさん(男性)はB男様ご夫妻の事も決してぞんざいに扱う事なく、とても親切丁寧に接してくれたとの事でした。

 

お寺からレストラン様までの移動に掛かる所要時間やマイクロバスの手配の事など、様々なアドバイスをして貰えたとブログで書かれていたのを覚えています。

 

何よりB男様が一番ありがたいと思われたのが、「仏師の正装」を適正価格で借りられるお店を紹介してくれた事だったそうです。

 

披露宴会場となる新たなレストランが見つかった事は良かったのですが、今度は別の問題が立ちはだかります。アセアセ

奥様と共に、B男様がお召しになる白の時代衣装に黒の烏帽子をレンタルしてくれるお店をブライダル専門のレンタルショップで探されていたのですが、中々見つかりませんでした。ガーン

漸く見つけた所も店員さんが時代装束の知識がほぼ無かったらしく、適当に似た様な衣装を見繕われた上にレンタル料が324,000(注:挙式日は2012年、ブログ記載日が2014年当時)だと言われた様です。えーん

 

店員の対応に違和感を持ったお2人はその男性プランナーさんにその旨を伝えました。

 

すると「舞台や時代祭りで衣装を貸し出している所を当たってみてはいかがですか?」と、男性プランナーさんは舞台衣装やドラマの撮影で衣装をレンタルしている企業を紹介してくれたそうです。B男様が早速その企業へ問い合わせた所、まさに希望していた衣装そのものが、送料を含めても40,000未満(注:ブログ記載日2014年当時)で借りられたとの事です。

 

B男様ご夫妻は、男性プランナーさんの持つ情報量の多さとお2人の話を最後までキチンと聞いてくれるその姿勢に感動し、そのレストラン様に決められました。当日の様子を綴った記事は、それはもう大変満足をして過ごされた事が、鈍い月野にもひしひしと伝わった程です。おねがいドキドキドキドキドキドキ

 

ちなみに、B男様の衣装レンタル代で浮いた差額の約280,000は、お料理と飲み物のランクアップに回されたそうです。照れ