そうして、なにか不安になるたびに、神様はそうやって夢でわたしを安心させてくださっていた気がします。

また、こんな夢をみたことがあります。わたしは、三本のレモンの苗を育てているのですが、そのレモンの苗は病気にかかっているのです。わたしは、三本のレモンの苗をかかえて夜道を走ります。走ってはしって走ると、広大で肥沃な土地にたどり着くのです。

そこには、黄色い袈裟をお召しになったお坊様がいて、その黒々とした土地に、みずからわたしのレモンの苗を植えてくださり、「これは、とてもいい木だから、いい実をたくさんつけますよ。」と、にっこり笑っておっしゃるのです。わたしがまだ不安な気持ちでいると、お坊様はわたしを川辺に連れていってくださいます。

その川には白イルカがいて、わたしを案内するといいます。いつの間にかこどもたちがもいて、一緒に川の水の上を走って行くのです。