テレビ番組表パート 3
電子およびインタラクティブな番組ガイド
ケーブルテレビが米国全土で普及するにつれ、印刷されたテレビ番組表に代わる方法の開発が始まりました。1981 年、オクラホマ州タルサに本社を置く United Video Satellite Group (後の Gemstar-TV Guide International) は、北米で初めて広く普及した電子番組ガイド サービスを開始しました。これは、単に Electronic Program Guide (EPG) と呼ばれるケーブル チャンネルの形態です (一部のケーブル プロバイダーは、1970 年代後半から独自の社内 EPG を維持していました)。最終的に総合エンターテイメント ネットワーク Pop に発展したこのチャンネルは、米国とカナダのケーブル テレビ プロバイダーに販売されたソフトウェア アプリケーションの作成によって開発され、専用ケーブル チャンネルで 24 時間番組表をスクロール グリッド形式で加入者に提供しました。このソフトウェアは、最大 90 分先の番組情報を表示する機能を備えており、参加システムのヘッドエンド施設に設置されたコンピュータ ユニットに衛星経由で提供される生のリスト データを使用して、システムのチャンネル ラインナップに合わせてカスタマイズされた形式で加入者にそのデータを提示します。最初のグリッドは画面全体を覆い、各システムのチャンネル ラインナップ全体に適した 4 時間のリスト情報を提供するようにプログラムされており、一度に 30 分ごとにアップロードされて表示されます。EPG ソフトウェアはもともとビデオを生成するためだけに設計されていたため、ケーブル オペレータは、ローカル FM ラジオ局またはケーブル ベースのオーディオ サービス プロバイダ (Cable Radio Network など) をアップリンクして、チャンネルのオーディオ フィードとして使用していました。
1987 年に Amiga 1000 ベースの EPG Sr. 向けにリリースされた「オプション」のソフトウェア アップグレードには、画面の下半分に限定された修正されたリスト グリッドが組み込まれました。分割画面構成により、各ケーブル システム オペレータが、ローカルおよび全国規模の企業やロゴ (主にローカル システムで配信されるケーブル チャンネルのプロモーション用) の静的またはアニメーション化されたグラフィック広告をローカルで作成し、ソフトウェアにアップロードしてビデオ フィードの上部を埋めることができました。1988 年、United Video は改訂された EPG Sr. ソフトウェア (その後、Prevue Guide に名前が変更され、後に TV Guide Channel および TV Guide Network として知られるようになりました) をさらにアップグレードし、システムを Amiga 2000 パーソナル コンピューティング システムと統合しました。このアップグレードにより、上部のビデオ フィードでビデオと付随するオーディオもサポートされるようになり、ビデオ ソースのコマーシャルやプログラムのプロモーションを上部のビデオ フィードの左半分または右半分に表示できるようになりました。また、タイトル、チャンネル、放送時間データを反対側の半分に表示することもよくありました。
1986 年、印刷番組ガイドの配布で知られていた出版社 STV/Onsat の Chris Schultheiss 氏とエンジニアの Peter Hallenbeck 氏は、家庭向け衛星放送加入者向けのインタラクティブな電子番組ガイドである SuperGuide を発表しました。元のシステムは、ローカルのコンピュータ システムを通じて番組情報 (現在の日付の約 1 週間前まで) を保存し、リモコンでユニットを操作できるようにプログラムされていました。ユーザーは、見たい番組を見つけたらガイドをオフにし、衛星受信機のチャンネルを適切なサービスに変更する必要がありました。番組情報は、衛星経由で家庭のアンテナの SuperGuide ソフトウェアに配信されました。
SuperGuide のアップグレード版は 1990 年 3 月にリリースされました。 Uniden 4800 受信機に統合されたこのバージョンは、受信機にローカルに保存されたガイドが統合され、ボタンを押すだけで視聴や録画ができる家庭用として初めて市販されたユニットであり、最大 2 週間の番組情報を保存できるハードウェアが組み込まれており、ユーザーはリモコンで視聴したい番組を放送しているチャンネルにアクセスしたり、録画を設定したり (赤外線出力を介して VCR ユニットを制御) できました。
1988 年 6 月、Eli Reiter、Michael H. Zemering、Frank Shannon は、タイトルやカテゴリで番組情報を検索できるインタラクティブ プログラム ガイド (IPG) の特許を取得しました。1996 年、Prevue Networks (その時点で Prevue Channel となっていた会社の親会社) は、米国で配布された最初の IPG サービスである Prevue Interactive (後に TV Guide Interactive、その後 iGuide として知られるようになりました) を導入しました。これは当初、General Instrument の DCT 1000 シリーズのセットトップ デジタル ケーブル コンバータ ボックス用に設計されました。
1995 年、出版社 TV Host, Inc. は Electronic TV Host を立ち上げました。これは IPG の定期購読サービス (同名の TV Host 印刷番組表雑誌の延長として運営) で、ユーザーは番組表をダウンロードして検索したり、視聴または録画したい番組のリマインダーを設定したり、視聴の好みに合わせてパーソナライズされたテレビ番組表を作成したりできます。Electronic TV Host は、Web サイトと、Windows 95 (およびそれ以降の Windows 98 と Windows 2000) 用の無料でダウンロードできるディスケット インストール可能なデスクトップ アプリケーションの両方として開発され、ユーザーはダウンロード可能な番組表データベースを介して月間または年間の定期購読でローカライズされた番組情報をダウンロードできます。
TV Guide は、1996 年 3 月に独自の Web ベースの番組表サービスを開始し、iGuide を立ち上げました。もともとは、News Corporation と MCI の合弁会社 Delphi Internet Service Corp. によって Web ポータルとして開発されたもので、当初は包括的なテレビ番組表、ニュース コンテンツ、TV Guide の編集コンテンツ、および CineBooks と呼ばれる検索機能を組み合わせて提供されていました。CineBooks では、ユーザーは約 30,000 本の映画タイトルの詳細情報にアクセスできます。1997 年 1 月、iGuide は TV Guide Entertainment Network (TVGEN、後に 2002 年に TV Guide Online に改名) として再スタートし、テレビ、音楽、映画、スポーツの番組表と情報に再び重点を置き、ロイター、Daily Variety、The New York Post からの通信社ニュースや特集、登録ユーザー向けの無料電子メール更新、および 5,000 人のユーザーを同時に収容できるように開発されたチャット ルームも提供しました。