現代については、私がもともと詳しくないし、受験にさしかかり、あまり現代史に時間をさけないのもあって記憶が曖昧です。
なので、しっかり書きたいと思います。

現代史でのメインは、冷戦、です。
冷戦は、大きく2大勢力に分け、アメリカと中心とする資本主義諸国とソ連率いる社会主義諸国による睨み合いのことです。

1946年チャーチルが鉄のカーテン演説を行い、アメリカとソ連の間で対立が起きていることを演説しました。
翌年、トルーマンドクトリンによる社会主義の締め出しにより、冷戦ははじまりました。
アメリカはマーシャルプラン、チェコスロバキアでのソ連のクーデター、NATOを作り西ドイツ加盟。ソ連はワルシャワ条約機構を作りました。

スターリンの死後フルシチョフによるスターリン批判が起こりました。それを受けて緊張が緩和しましたが、再度東西陣営に緊張が走りました。アメリカのU2型の偵察機をソ連がスパイ行為と認識し撃墜した事件です。その後ドイツ陣営にベルリンの壁を作り、最大の危機である、キューバ危機が訪れます。キューバ革命により、社会主義国になったキューバにミサイルを配備したのです。そこでアメリカはキューバを海上封鎖。核戦争一歩手前までいきましたしかし冷静になったケネディは、キューバの侵攻をしないことを宣言。フルシチョフもミサイルの配備を取りやめました。

1975年のベトナム戦争では、代理戦争が始まり、1979年にはブレジネフ政権によるソ連のアフガニスタン侵攻がはじまります。アメリカもグレナダに侵略。
1985年にはゴルバチョフがアフガニスタンから撤退。86年のチェルノブイリ原発事故から、グラススチ(情報公開)。
89年にはベルリンの壁が崩壊し、西ドイツが東ドイツを吸収し。91年にはエリツィンにロシアの実験が移りソ連が崩壊して現在のロシアとなり、東西の冷戦は終結しました。

ここまでが、この本のあらすじです。

この本を読んで思ったのは、現代史をもって勉強したかったな、ということです。
知らないことが多過ぎて。
米ソの資本主義と社会主義の対立が長い間続いたことです。経済についての考え方の違いで、緩やかですが戦争状態がこんなに続くんだ、と驚きました。
また、もう一つは、今はこんなに平和な日本が戦争を好んでしていたことです。帝国主義の考え方が国力を強くすると考えられていたので、侵略してそこから利益を得る、という方向に各国突き進んでいったと思うのですが、考えてみたら恐ろしいです。
イギリスの3枚舌外交にも、狡猾さで、びっくりしました。ビートルズファンなので、イギリスには好印象でしたが、いろんな国に良い顔をしていたことを知り、イギリスへの見方が少し変わりました。

今もなお、パレスチナ問題は存続しており、エルサレム奪回のために紛争が続いていると思うと、悲しくなりますね。

日本史も世界史もですが、学校教育を受けてから数十年経過しているので、ほとんど忘れていたので、この本を読んでかなり勉強になりました。

30分で、頑張れば読めるので、おすすめです。