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ナムソン支庁検察に現れたヘリムに、
「知事を辞職するのは何故ですか?」「不正を行ったのを認めるのですか?」
と記者団たちは詰め寄り、
「検察が明らかにしてくれるでしょう」
と言って、ヘリムは検察に入って行く。
「知事から辞職に追い込んで、ヘリムがお前に膝まづくと思っているのか? この事件を通じて、ヘリムはまた成長するぞ」
と言うチョ代表に、
「私には恐れるもの、失うものはありません」
と答えて、テサンは強気だが、
「そうかな? 頂上まで登りつめた政治家が一番恐れることを知っているか? そこから落ちて行くことだ。 お前にもその意味が分かるだろう」
と言って、チョ代表は少し微笑む。
「準備はできました。 全てお話します」
と、ヘリムは支庁長に告げ、
「当選後にそのようなことがあったのを知りました。 でも、そのようなことが起きた責任は、私にもあると思います」
と、調査に応じる。
調査を終えて出てきたヘリムに、ドヤは
「パク前知事を辞職させたのは俺だ。 なぜおばさんが知事も辞めて捜査も受けなければならないんだ?」
と声をかけるが、
「前知事が辞職しなければ、私が当選していたと思う? それに、知事としてやるべきことをやったと思ったから辞職したのよ」
と言って、ヘリムは去って行く。
ドンハを幼稚園に迎えに行った帰り道、中年の女性たちが、
「辞職するって噂ですよね? 知事のおかげで南海道は生き返ったんですから。 知事の職を捨てるってことは私たちを捨てるってことですよ。 元気出してくださいね」
と声をかけてきて、ヘリムは複雑な表情で笑う。
パク前知事のところには、報道陣が集まり真相を追究しようとするが、
「何の脅迫も受けていません」
とパク前知事は答え、それを隠れてみていたオ議員から報告を受けたチョ代表は、電話を切って、
「テサンが追い込んだヘリムを、テサンがつかみかけた途端、手からこぼれ落ちるようだな」
と言って、ひとり笑う。
支庁長のもとを訪ねたドヤは、
「パク前知事を脅迫したのは俺です。 自首します」
と言って書類を渡すが、支庁長はその書類をビリビリに破いて、
「事件の調査は終わりにしろとソウルから指示が来たんだけど? 俺を大検察に連れて行け」
と言うと、ドヤは何故ですかと不思議そうな様子。
本当に知事を辞めるのか、と聞くドヤに、ヘリムは、
「また悪い母親になるかもしれない。 政治の世界にまた入ろうと思うの。 南海道の人たちのためによ。 道知事選挙の時、南海道の人たちのために何でもやると約束したもの」
と言うが、ドヤが、
「チョ代表がどんな奴か分かっているのか? 利用するだけして捨てるかもしれないんだぞ」
と言うため、ヘリムは、
「あなたがコムタンについて学んだ時の傷、消えないでしょ? 私も夫が死んだ時の傷が消えなくて、夫と同じような国民を作りたくないから、利用されることはないわ」
と語り始める。
「おばさんが変わっていってしまうのが、怖いんだ」
とドヤが続けて言うため、ヘリムは
「変わったら、あなたが私の目を覚まさせてくれればいいじゃない? ひとりのおばさんでも政治を変えられるところを見せたいの。 あなたが私を信じているように、あなたも私を信じてみて」
と、ドヤに語りかける。
訪れて来たセジンに、
「本当に行ってしまうのか? 行くな。 あなたの父親を倒すまでは」
とテサンが言うと、セジンが、
「もう私はあなたに何もできないわ。 あなたは本当に恐ろしい人ね。 自分の野心のためなら何でも利用する。 あなたと未来を一緒に見られるの?」
と言うため、テサンは、
「それができないのは、あなたが一番よく分かっているじゃないか」
と答える。
大統領のもとをヘリムが訪れると、
「あんなに短期間で南海道を立ち直らせたのに、急に辞職とはもったいないな。 その理由を聞かせてはもらえないか。 チョ代表の新党に参加するのか?」
と大統領が聞いてきて、ヘリムが
「自分の言葉と行動に責任を持ちたいんです」
と答えるため、大統領は、
「その言葉を聞いて、安心したよ」
と少し微笑む。
支庁長とともに、ドヤが大検察を訪問すると、検事次長が
「検討の結果、君を復職させることが決まった。 まもなく辞令も出るだろう」
と言うため、支庁長は、
「復職しますと、早く言えばいいんだ」
とせかすが、ドヤは、
「いま答えないといけないんですか? 検事としての資格があるのかどうか、自分でも確信が持てないんです」
と言うため、検事次長も、
「君の気持が優先だ。 よく考えてみたまえ」
とドヤに告げる。
「チョ代表を捕まえると言っていたあのドヤは、どこに行ったんだ?」
と言って、支庁長は納得できない様子だが、ドヤは、
「ちょっと行くところがあるんで」
と言って、ひとりで父親の墓を訪れ、
「親父、俺ちゃんとできるよな?」
とつぶやく。
そこに大統領秘書室長から電話がかかってきて、ドヤは大統領府に向かう。
ヘリムと会食をしながら、チョ代表は、
「昨日の敵は今日の同士だ。私たちは同じ船に乗るのだから、乾杯しよう」
と言うと、ヘリムは、
「同じ船に乗る前に、確認したいことがあります。私が本当に大統領になれると思いますか?」
と確認し、チョ代表は、
「国会議員にも知事にもなれたし、資金もある。君の情熱さえ加えれば、不可能なことはない」
と、答える。
そして、ヘリムが、
「新党に入ってから、すぐには大統領候補にはなりたくない。チョ代表の指示を受けずに動きますが、約束してくれますか?」
と聞くと、チョ代表は、
「約束しよう。新党に新しい風を吹かせてくれ」
と快諾する。
民友党では、幹部議員たちが、
「ヘリムは知事を辞職して人気が落ちるかと思ったら、逆にスターになっている」
「マスコミは、次の大統領候補になるのではないかと言っている」
と噂し、ソン議員は、
「チョ代表の資金力と、ヘリムの人気を考えると、ふたりが一緒になるのは警戒が必要」
と言うと、テサンは、
「各自、担当業務をしっかり進めるように」
と言って、党内の引き締めをはかる。
ヘリテージクラブで、テサンはヘリムに向かって、
「知事を辞めることの理由が新党に参加するためなら、チョ代表に利用されて捨てられるだけだ」
と警告するが、ヘリムが、
「南海道が破産状態から救われただけでも、十分新党に参加する理由になる。 民友党に復党する件なら話すことはありません」
と取り合わないため、テサンは、
「私がもし政権をとったら、国務長官のポストはどうですか?」
とカードを切るが、ヘリムは、
「その提案、お断わりします。でもお互いの政治理念が合えば、またいつでも一緒に仕事することができるでしょう」
と、テサンに告げる。
呼び出されたドヤが、大統領に会うと、
「検事への復職を受理していないんだって? 復職のことを親父さんが知ったらどんなに喜ぶことか。受理しない理由はなんだ?」
と言われ、ドヤは、
「チョ代表を捜査した時、政治家の捜査というものに大きな壁を感じたからです」
と答えると、大統領が
「その壁を、君が壊せばいいじゃないか」
と言うため、ドヤが
「それじゃ、まず大統領から捜査できるようにして下さい。そうすれば他の政治家も誰でも捜査できるようになりますから」
と言うと、大統領は、
「君のその気持ちが気に入っているんだ。捜査できるようにしよう」
と、笑いながら答える。
そして大統領秘書室長は、大統領から頼まれた資料をドヤに渡し、
「大統領が検察から調査の依頼を受けてきた。 これを君が引き受けてくれないか?」
と、ドヤに提案する。
チョ代表の自宅を訪れたセジンは、
「韓国からいなくなることにしました。その前に、私を娘として認めてほしいんです」
とチョ代表に言うが、
「今頃決断したのか?もう遅い。一度国外に行くチャンスを与えてやったのに。時間の無駄だ」
と言って、チョ代表が取り合わないため、セジンがパラダイスの絵を見せ、
「母のように隠れながら、惨めな人生を無駄に送りたくないんです。もう一度機会をくれませんか」
と、チョ代表に迫る。
検事に復帰したドヤが、大統領秘書室長から依頼された書類に目を通していると、支庁長が
「その書類、どこから持って来たんだ?」
と聞いてきたので、
「大統領府からです。大統領から直接頼まれたんです」
とドヤが答えると、支庁長は驚く
